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目標達成するための覚悟の決め方とは

 
私たちは理想の実現、目標達成のために「覚悟を決める」ことをします。

この「覚悟を決める」とは、”気合”や”意志の強さ”の問題ではありません。覚悟を決めることを”気合”や”意志の強さ”と結びつけてしまうと、挫折もしやすくなりますし、挫折した時に「私は意志の弱い人だ」という余計な信じこみを生んでしまいます。

覚悟を決めてそれを貫き、目標を実現するためには心理学的な”コツ”があります。
 

覚悟を決めるとは、優先順位を決めること

覚悟を決めるとは、優先順位を決めることです。

通常、私たちは【得たい価値】を複数持っています。この複数の【得たい価値】の中で「何を一番大切にするのか?」という優先順位を決めることが覚悟を決めることです。優先順位を決めたら、その優先順位に従って判断・行動していくことで理想はスムーズに現実化していきます。

例をあげて説明しますね。

「集客できなくて困っている」というご相談でいらした経営者の方の話です。

お話をうかがっていくと、その方の中には「ビジネスでの成功」と「人に嫌われないこと」という2つの【得たい価値】があることがわかりました。

そして、この2つの価値に優先順位がついていないことが「頑張っているのに集客できず、売上もあがらない」という現実を創ってしまっていたのです。
 

この時、潜在意識では何が起きていたのか?

この方の場合、頭では「集客して、売上をあげて、経済的に豊かになりたい」という想いを持っていらっしゃいました。しかし、内側にある想いを掘り下げていくと「ビジネスがうまくいくと、人から妬まれて、嫌われるかもしれない」という恐れがあったことに気づかれていきました。

つまり「ビジネスの成功」のためにアクセルを踏みながら、「人に嫌われたくない」という想いから無意識にブレーキを踏んでしまっている状態だったのです。

集客を止めていたものは「目立って人に妬まれたくない」という想いだったのです。

そこで、この方には「ビジネスの成功」と「人に嫌われないこと」という2つの価値の中で優先順位をつけて頂きました。そしてこの方は「もういいや!人に嫌われたって、死ぬわけじゃなし。私はビジネスで成功する!」と覚悟を決めました。この覚悟(優先順位)にしたがって、その後の行動を変えていったところ、翌月にはあっさり最高月商を6.25倍に更新されたのです。

そもそも、潜在意識がその意図を現実化する力はきわめてパワフルなもの。私たちが頭で考えている願いと、潜在意識にある意図が同じ方向を向いていれば、願いは”当たり前に”実現します。

ところが、潜在意識下に複数の相反する意図が同時に存在すると、どちらの方向にも現実を動かせなくなってしまいます。(これをダブルバインド;二重拘束状態と呼びます)

このダブルバインド状態を解消するために必要なのが、「覚悟を決める=優先順位をつける」ことです。

覚悟とは、「もっとも大切な価値を手にするためには、それ以外の価値はいったん、捨てても良いと決める」こととも言えます。
 

一番大切なものを手に入れる覚悟を決めると、結局全部手に入ったりする

とはいえ、「いやいや、私は両方の価値がほしいよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方も、安心してください。

優先順位をつけて一番大切なものを手に入れると決めると、結果的に、全部の価値が手に入ったりすることもよくあります。

なぜなら、このとき「その価値が手に入らないかもしれない恐れ」が手放せているからです。

相反する複数の価値を同時に求めている場合、私たちの中には「これを手に入れると、あれが手に入らないかもしれない」という恐れが生まれます。例えば先ほどのケースだと、「ビジネスで成功すると、人から妬まれて嫌われるかもしれない」という恐れです。

私たちが何かを恐れる時、その恐れを強烈にイメージします。そして潜在意識は、その恐れを現実化していきます。

ところが、覚悟を決めて「私はビジネスで成功する!人に嫌われてもかまわない!」と覚悟を決めると、「人に嫌われるかもしれない」という恐れを手放すことができます。すると結果的に、ビジネスで成功しながら周囲の人からも愛されるという、両方の価値が手に入ってしまうのです。

そもそも、「成功したら妬まれて、人から嫌われる」という因果関係じたいも、ただの根拠のない信じこみにすぎません。

「自分の求める価値に正しく優先順位をつければ、人間は自ずと正しい方向へ進んでいくものだ。」
ドナルド・ロフランド(カリフォルニア大学 物理学教授)

 
この言葉が示すように、価値の優先順位を明確にし「一番大切なものを必ず得る。あとの価値は、いったん捨ててもかまわない」と決めれば、現実は動き出します。

これが「理想を実現するシンプルな覚悟の決め方」です。