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感情をコントロールする方法|苛立ちや怒りに振り回されるのをやめる

 

ああ!もうイライラする!


ネコ吉くん、こんにちは。どうしたんですか?


イヌ太郎が僕のことバカにしてるんだ!


バカにしてるって、どういうこと?


こっちが話してるのにスマホいじってんだよ!絶対バカにしてるよ!


スマホいじってることが、どうしてバカにしてることになるんですか?


えー、だってそう感じるもん!


ネコ吉くんはそう感じたんですね。
そして「スマホいじってること」が「バカにしている」ことになる証拠ってあるんですか?


うーん、証拠。証拠って言われると・・ないかなぁ。


では、もうひとつ質問。話している時に相手がスマホをいじっていたら、誰もがみんな「バカにされた」と思うんでしょうか?


いや、思わない人もいると思う。感じ方はそれぞれだから。


「自分が話をしている時に、相手がスマホをいじっている」という同じ場面に遭遇しても「バカにされた」と思う人もいれば思わない人もいる。
であるなら「バカにされた」と思う出来事の本当の原因って、誰にあると思いますか?


・・・。
もしかして「バカにされたと思った側」に原因があるってこと?


 
「感情をコントロールする方法を知りたい!」という方は多いのではないでしょうか。「イライラするのはみっともない」「怒りは悪いもの」と考える方もいらっしゃるでしょう。

苛立ちや怒りを感じる時、私たちは「その対象(相手)に原因がある」と思ってしまいがちです。それは果たして真実なのでしょうか?

同じ出来事に遭遇しても、苛立ちや怒りを感じる人もいれば、そうでない人もいます。その違いはどこからくるのでしょうか?

苛立ちや怒りを感じる本当の原因は、実はその対象(相手)ではなく、苛立ちや怒りを感じている自分自身の中にあります。苛立ちや怒りは、自分の内側にあるメンタルの課題を教えてくれるものなのです。苛立ちや怒りが生まれるメカニズムを知れば、これらの感情を利用することもできますし、感謝できる体験に変えることもできます。

苛立ちや怒りの奥には”恐れ”がある

私たちは、どうして苛立ちや怒りを感じるのでしょうか?
その理由は、意識の奥にある恐れが刺激されるからです。この恐れを解消すれば苛立ちや怒りに振り回されることはなくなります。

苛立ちや怒りをコントロールする第一歩は、自分の奥にある恐れに気づき、認めることです。自分の奥にある恐れには、気づかなければ振り回されるしかありませんが、気づき、認めさえすれば、持ち続けるか捨てるか選ぶことができるようになります。これが重要なポイントです。

なぜ苛立ちや怒りを感じるのか?<自分にゆるしていないことがある>

例をあげて考えてみましょう。

最近話題の「電車の中で化粧をする女性」。あなたは、電車の中で化粧をする女性を見て、苛立ちや怒りを感じるでしょうか?このとき、何が起きているのでしょうか?

苛立ちや怒りは、自分の中に「こうあるべき・こうあってはならない」というルールがあり、それを他人の行為を通じて刺激された時に起こります。「化粧をする姿を人に見せるべきでない」「人に迷惑をかけるべきでない」というルールを自分に課していると、そのルールを平気で破る人がゆるせなくなってしまうのです。

そして「私はどうして、それを自分にゆるしていなかったのか?」という、さらにその奥にある想いに気づくこともできます。

すると「(それを自分にゆるしてしまうと)自分は価値がない」「(それを自分にゆるしてしまうと)自分は愛されない」など、自己イメージに対する恐れに気づくこともできるでしょう。

つまり、心の奥では次のような動きが起きています。

自己イメージに対する恐れ

自分に価値を見出すための戦略、愛されるための戦略として、自分に対して「こうあるべき・こうあってはならない」を適用する。(「こうあるべき・こうあってはならない」を守れない自分をゆるさない)

自分にゆるしていないことを人がやっていると意識がフォーカスする

苛立ちや怒りの感情

なぜ苛立ちや怒りを感じるのか?<愛されたい想いが刺激される>

同じように、自己イメージにある恐れから、苛立ちや怒りを感じるケースは他にもあります。

例えば、相手の言動に対して「失礼だ!」とイライラしたり、怒ったりする人がいます。この苛立ちや怒りの原因は、相手に失礼な言動をされた(と自分が解釈した)ことによって、「認めてほしい」「大事にしてほしい」という想いが刺激されたことです。

「相手に認めてほしい」「大事にしてほしい」という想いは、自分で自分を認めていないから、他者からの承認によってそれを埋めようとしているから生まれます。相手に認められなければ、「自分は価値がない」「自分は愛されない」という自己イメージに対する恐れが自分に突き付けられてしまう恐れから、他者を悪者にして怒るのです。

全ては自分の問題であり、苛立ちも怒りも利用できるもの

つまり、誰かに対して苛立ちや怒りを感じる時、原因はその相手にあるのではないということです。

いら立ちも怒りも、すべて自分自身の中にある恐れが原因です。相手を責めたり避けたりしても何の解決にもなりません。

苛立ちや怒りを本質的にコントロールする第一歩は、自分の中にある恐れに自覚的になることです。怒りや苛立ちを感じたら、「私は何をゆるしていないんだろう?」「私はなにを恐れているんだろう?」ということを、その都度、自分に問いかけてみてください。

そして、自分の中のセルフイメージの課題が発見されたら、ただ、「あ〜、私って、自分のことこう思っていたんだな」と認めてあげてください。こうして気づき、認めるだけでも感情コントロールには効果があります。

これが習慣化すると、苛立ちや怒りを感じたら直ちに自分との対話を始めるようになります。意識の対象が、相手ではなく自分自身の内側に向くようになるため、怒りや苛立ちが持続しなくなります。

そして、自分のセルフイメージに気づき、認められるようになったら、次のステップとして、セルフイメージを高める実践に取り組んでみるのも良いでしょう。
参考記事:セルフイメージを高める言葉と行動とは

苛立ちや怒りの感情を、あなたのセルフイメージを高めたり、今の状態を教えてくれるために利用する。これが、苛立ちや怒りとの賢い付き合い方と言えるのかもしれません。
 

この記事を書いた人

出口 稀一(でぐち・きいち)
トランスフォーメーショナル・コーチ
心理アドバイザー/児童心理アドバイザー

元行政職員。児童福祉司として児童相談所(虐待・非行担当)での勤務をはじめ、DV対策・人権同和対策等に従事し、延300人を超える市民の相談対応を行う。2013年に独立し、コンサルタントとして活動する傍ら、世界的に活躍する師のもとで人間心理、言語学心理、NLP(神経言語プログラミング)、LABプロファイルを学ぶ。

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