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「部屋」の外に世界がある可能性を受け入れてみる

「部屋」の外に世界がある可能性を受け入れてみる

 
ちょっと前の作品ですが「ルーム」という映画のDVDを見ました。
 
主人公である5歳のジャックは、”ある事情”で生まれた時から一度も「部屋」を出たことがありません。その「部屋」は、小さな天窓が一つあるだけの閉ざされた空間で、外で起きていることは何も見えないし、聞こえない。
 
ジャックにとっては、その「部屋」の中に起きていることだけが現実であり、世界そのもの。
 
ある日、ジャックはその部屋から逃げ出すことに成功し、初めて「壁の外にも世界がある」ことを知っていくストーリーです。
 
そして私たちも、無意識の中で、いつのまにか自分で自分を「部屋」に閉じ込めてしまうことがあります。
 
その「部屋」とは、自分を縛る「こうあるべき」だったり、いつの間にか自分で決めた限界だったり、不要な信じこみだったりします。
 
「部屋」の外には無限の可能性が広がっているのに、それを見ることができず、「部屋」で起きていることが全てで、それが真実だと思ってしまいます。
 
もちろん、その「部屋」にいるからこそ体験できることもあるし、何よりも、住み慣れた「部屋」はたとえ不愉快な場所でも安心だったりします。
(映画の中でも、一度外の世界に出たジャックが、「部屋」に戻りたがるシーンがありました)
 
そして、

自分が「部屋」の中にいたことに気づき、「部屋」の外に世界がある可能性を受け入れてみること

によって、その部屋にい続けることも、思い切って一歩踏み出し、可能性にあふれる世界を体験することもできます。