脳科学×心理学×潜在意識活用で現実を動かす|トランスフォーメショナルコーチ出口稀一のサイトです

「わからない」は禁句、「知っている」にご注意を

悩んでいる時、ピンチに直面してしまった時、「わからない」という言葉を口にすることはありますか?

もし「わからない」という言葉を日常的に使っている自覚がある人は、少しだけ意識して、この言葉を使うことをやめてみましょう。そしてその代わりに、「答えがあるはずだ」という言葉を使うようにしてください。
 

潜在意識は検索エンジンに似ている

潜在意識は検索エンジンに似ているとよく言われます。問い(=検索ワード)をセットすれば、あとは自動的に答えを探し続けてくれるんですね。

ただし多くの場合、答えが出てくるまでにはタイムラグがあります。このタイムラグの間に、多くの人が「わからない」という言葉を口にしてしまいます。

この「わからない」という言葉を口にした途端、潜在意識は答えを探すのをやめてしまうのです。これは例えるなら、検索エンジンにキーワードを入れて、答えが表示されるまでの間にブラウザを閉じてしまうようなものです。

そして、この潜在意識の答えを探す働きをそのまま維持し続ける言葉が「答えがあるはずだ」という言葉です。

今まで「わからない」と口にしていた場面で、「答えがあるはずだ」という言葉に変えるだけでも、現実的にいろんな変化が現れてくるはずです。
 

応用編(1)本やセミナーから有用なヒントを得たい時

この潜在意識の”検索機能”は、本を読んだりセミナーに参加する時にも役立ちます。

何かの答えやヒントを求めて何冊もハウツー本や自己啓発書を読んだり、色んなセミナーを渡り歩いても現実が変わらないのは、事前に問い(目的)をセットしていないからです。

「私が◯◯するためのヒントが、この本の中にあるはずだ」と宣言して(つぶやいて)から本を開く。
「私は◯◯するために、このセミナーに参加します」と宣言して(つぶやいて)からセミナーに参加する。

このように、事前に問い(目的)をセットしておけば、潜在意識がちゃんと答えを検索してくれます。

その答えそのものがズバリ見つかることもありますし、直感的、抽象的な形で示されることもありますが、そこから得た答えやヒントを実行していくことで、現実は動いていきます。
 

応用編(2)今の環境に不満しか見つからない時

「職場の同僚が、ネガティブな話や、しょーもない話しかしない。正直、参加したくないが、付き合い上、仕方なく参加するのがしんどい」

転職のご相談をお受けしていて、最もよくお聴きするのがこんな悩みです。

このような状況に置かれた時、現実を好ましい方向に動かしていくための方法は2つあります。

ひとつは、周囲になんと思われようが、人に合わせるのをやめる。

そしてもうひとつは、その「ネガティブな話やしょーもない話」と決めていた同僚の話に、自分にとってポジティブな意味を見出すということです。

後者の提案をすると、往々にして「ええ、そんなのありません」と言う反応が返ってきます。この時、潜在意識の検索機能を止めてしまっているのです。

「同僚の会話の中に、私が◯◯するためのヒントがあるはずだ」と宣言して(つぶやいて)から会話に入ると、ちゃんとその答えが見えてきます。

またそのようにして、職場の同僚や環境に対してポジティブな面、感謝できることを見出していくと、想像もつかなかったような展開で現実が好ましい方向に動いていくことも珍しくありません。
 

「知っている」の罠

同様に注意しておきたい言葉は、「知っている」です。

例えば、私のブログを読んで頂くと、その中には「ああこれね、どっかで聞いたことあるよ。そんなの知ってるよ」と思う内容も含まれているかもしれません。あるいは、アマゾンの書籍レビューなんかを見てみると「すでに知っている内容ばかりで目新しい情報はありませんでした」というような口コミがあったりしますね。

勉強熱心な人ほど使ってしまいやすいのかもしれませんが、この「知っている」という言葉そのものが学びや成長を妨げてしまうことがあります。

私たちは、スミレの花を「ああ、スミレか」と思った瞬間に、今目の前にあるスミレをありのままに見ることを止めてしまいます。

参考:小林秀雄「美を求める心」より

それと同じように、「ああこの話ね、知ってるよ」と思った瞬間に、その情報から得られる学びや気づきを放棄してしまうのです。

これまでになんども”耳タコ”で聞いたような話でも、今、このタイミングであなたがその情報に接していることに必ず意味があります。それは、「今まで頭では理解していたけど、行動は起こしていなかったよね」ということかもしれませんし、「自分の意識レベルが上がって、同じ話でも違う解釈や感じ方ができるようになってることに気づいてね」ということかもしれません。あるいは、その話のさらに奥深い意図に気づくタイミングなのかもしれません。

「この話、もう知ってるよ」と思う場面に出くわしたら、「今、このタイミングで私がこの情報を受け取った意味があるはずだ」と言う問いをセットしてみてください。

すると、「もう外に外にと新しい答えを探し求める必要はない」ことに気づけるかもしれません。