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スピリチュアルをどう考え、活用するか?

先日開催したグループコンサル「スピリチュアルさがまったくなく、本当にわかりやすい」というご感想をいただきました(*^◯^*)

 

僕のブログを読んでくださっている方の中には「スピリチュアルはちょっと苦手」という方も少なくないようで、時々こういったご感想をいただくことがあります。スピリチュアルに対して「フワフワしている」「他力本願」「現実逃避」「怪しい」といったイメージを僕も以前は持っていたので、その気持ちもわかります。

 

ですが (見る人が見ればわかると思いますが) 今の僕は、スピリチュアルな考えを 取り入れてセッションにも生かしています。ブログなどではあまり書いていませんが、セッションでは「前世」とか「生まれてきた魂の目的」などのガッツリスピリチュアルなワードが登場する場面も多々あったりします。

 

ちなみに僕のスピリチュアルの定義は「3次元では知覚できない領域(神、魂、前世、高次空間など)の存在を前提とした、“本当の自分を生きる”ための実践全般」と考えています。そして人間という存在について考えるとき、スピリチュアルを無視することはできないと僕は考えているのです。

 

ただし僕自身はスピリチュアルな能力(4次元以上の領域を知覚して働きかける力)はまったく、皆無ですので、それを自分自身の経験として語ることはできません。だからこそスピリチュアルを扱う時には論理的でありたいと思っていますし、それが「スピリチュアルさがまったくない」という印象になるのかもしれませんね。

 

一般的には「スピリチュアル=非論理的」というイメージがあるのかな、とも思います。でも僕はスピリチュアルを全否定することの方が論理的に限界があると考えています。

 

iPS細胞研究の山中伸弥教授は著書『「大発見」の思考法』の中で「これは神様にしかできない、と思うようなことがたくさんある」と語っています。山中教授のように神の存在を信じている科学者は実は多く、国連の調査では過去300年間に大きな業績をあげた世界中の科学者300人のち8割〜9割が神を信じていたそうです。

 

だからと言って「神はいます」「スピリチュアルを信じましょう」と言いたいわけではありません。ですが僕自身の経験やセッションにおけるクライアントさんの変化、科学や医療の分野で明らかになっている事実を総合的に考えるとき、やはりスピリチュアルを生かしていくことは有意義なことであると僕は考えています。

 

 

前世など「生まれてくる前の記憶」へのアプローチ

セッションでは、前世や中間世といった「この世に生まれて来る前の記憶」にアプローチすることで生きづらさ(苦しさや悲しみ、恐怖感など)が解決することがあります。

 

少し丁寧に解説すると、クライアントさんの潜在意識に「前世」「中間世」というタイトルのフォルダがあり、そのフォルダにある”記憶”が格納されているイメージです。そして、その記憶が「なぜかはわからないけど」その人の今の生きづらさに紐づいている。その「前世」「中間世」というフォルダ名を指定して潜在意識へのアプローチを行うことで、その生きづらさが解決していくことがあるのです。

 

「じゃあそれって前世とか中間世が存在するということ?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうだと言いたいわけではありません。前世や中間世があるかどうかはわからないけど、少なくともその人の潜在意識レベルでは、「前世」「中間世」というタイトルのフォルダに生きづらさに紐づく記憶が入れてある。もちろんこれも仮定の話ですが、この仮定に基づいてアプローチすることで結果として生きづらさが解消することが事実として観察されているということです。

 

ちなみに僕自身には(顕在意識レベルでは)前世や中間世の記憶はありませんし、他の人のそれを知覚する能力もありません。ですので「前世とか中間世などはあるかもしれないし、ないかもしれない」と考えていますし、「あってもなくてどちらでもいい」と個人的には考えています。

 

魂は目的を持って生まれてくるのか?

「人の魂は、この世界に目的を持って生まれてくる」
「自分の人生で起きるできごとや、親を選んで生まれてくる」
といった言葉も、スピリチュアルの業界(?)ではよく言われますね。

 

そして、僕自身も「もしそうだとしたら、そこにどんな目的があったと思いますか?」という問いかけを使うことがあります。ただこれもあくまでも仮定の話で「それが真実かどうか?」は少なくとも僕にはわかりませんし「どちらでもいい」と思っています。

 

ただ言えることは、
「人の魂は、この世界に目的を持って生まれてくる」
「自分の人生で起きるできごとや、親を選んで生まれてくる」
という仮説をいったん採用してその目的を考えてみることで、これまで見えていなかった視点が得られたり、思考パターンの変化が起こり、結果的に現実的にポジティブな変化が生まれやすくなるということ。それ以上でもそれ以下でもない。将来的には僕のこの態度は変わることもあるかもしれませんが、少なくとも今はそう思っています。

 

 

この世界で客観的に観察できることを知っていくほどに、スピリチュアルは否定できないと思いますし、同時に人間や宇宙というものはよくできているなあと思います。そして、そのように人間や宇宙を設計した「誰か」がいるはず、そうでないと説明がつかない、というのが、多くの科学者たちが口を揃えて言うことでもあります。

「盲信する」とか「すがる」のではなく、落ち着いた態度でスピリチュアルを取り入れてみることで、新たな可能性や癒しをもたらしてくれるものだと思います。