話す内容そのものではなく、言葉の使い方で、その人が現実を変えていく人なのか、目標を達成する人なのかがわかったりします。それは、言葉の使い方が脳の動かし方に影響するからです。
現実を変えていく人、目標を達成する人は、その人たちに特徴的な言葉の使い方があるし、
現実を変えられない人、目標を達成しない人には、その人たちに特徴的な言葉の使い方があります。
そして、現実を変える人、目標を達成する人の言葉の使い方を真似れば、そのまま脳の動きを真似することができ、結果、そこから生まれる現実を変えていくことができます。
僕のセッションの中では、この「言葉を変える」ことを徹底的にやります。言葉は、自分で意識することで誰でも変えることができるからです。それはもう小姑のように(!)、ひとつひとつの言葉に突っ込んで、「それ、もう一度言いなおしましょう」とやり直したりします。
言葉の使い方に関するポイントはいくつかあるのですが、そのひとつは
シンプルに言い切ること。
例えば、「その目標を達成しますか?」あるいは「その目標を達成するための行動を取りますか?」という質問をしたとき。
「できればやりたいと思います」
「そのうちやります」
「できるだけがんばります」
「やりたいとは思うんですが、でも・・・(以下、やらない理由の説明)」
「ちょっと難しいかもですね」
こういった返事をする人は「目標を達成しない人の脳の動き」の状態になっていて、この場合、目標を達成したり望む変化を創り出すことは難しくなります。
では逆に、目標を達成する人、現実を変える人はどんな返事をするかというと、
「やります」
「やりません」
シンプルに、こう言い切ります。この時「目標を達成する人の脳の動き」になっているので、その脳の動きから生まれる行動によって、現実を変えていくことが可能になるのです。
シンプルに言い切ることに慣れていないと、初めは、少し怖い感じがするかもしれません。でも、この「怖い」と感じる抵抗こそが、「そこが変わると可能性が広がるよ」というサイン。
本気になれば誰でもできて、かつ、その結果はとてもパワフルです。達成したい目標があったり、現実を変えていきたいと願っている方は、シンプルに言い切ることを、日常の中で意識してみてください。