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「失礼だ!」という怒りの奥にある想い

以前、あるクライアントさんから聞いた話です。

 
その方が、勤務先の上司と話をしている時に、足を組んでいました。すると、その上司が「君、失礼だろう!」と怒り出してしまったそうです。

 
さて、この時、”問題”の本当の原因は、どこにあるのでしょうか?

 
この、足を組んでいたクライアントさんでしょうか?

 
それとも、怒りを感じた上司の方でしょうか?

 
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人が「失礼だ!」とか、「バカにされた!」と思って怒っている人の奥にある想いは、「悲しみ」だったりします。

 
今、ニュースで盛んに報道されているあおり運転なんかも、その背景にあるのはこういった心理かもしれません。

 
それは身近な日常でも起きていて、サービス業でクレームが発生する時とか、人間関係で問題が発生する時なんかもそうです。

 
「失礼だ!」「バカにされた!」という怒りは、「どうして私のことをもっと大切にしてくれないの?」「大切に扱ってもらえず、悲しかった」という想いの一つの表現なのですね。

 
ですが多くの場合、その怒りを感じている本人自身も、その奥にある想いに気づいていないことが多いものです。

 
というより、気づかない、見ないようにしていると言った方が適切かもしれません。なぜなら、そのように想うことを自分にゆるしていないからです。

 
その「大切に扱ってもらえず、悲しい」という自分にゆるしていない想いを見ないようにするために誰かを悪者にして、その相手に怒りをぶつけてしまうのです。

 
人間関係の悩みは往々にして、表に出ている言葉やふるまい、思考や感情にのみ注目してしまい、その奥にある想いを見ない、伝えないことから始まっています。

 
逆にいえば、表に出ている言葉やふるまい、思考や感情の奥にある想いをそのまま見つめ、その想いを自分にゆるし、素直に表現することを自分にゆるすと、人間関係の悩みは消えていくものです。

 
あおり運転の容疑者となってしまった彼も、これまでの人生で、怒りの奥にあった悲しみを感じることを、自分にゆるしてこなかったのかな、と思います。

 
今回の事件はとても痛ましいものですし、容疑者がやったことは許されることではない。

 
でも、どんなニュースにせよ、その報道に直面した一人一人が自分ごととして何かを学び取っていくことが、世界をよりよい場所に変えていくものだと思うのです。