デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

【重要】自分原因で考える②|自分原因の視点は、自分自身が体験するあらゆる現実について適用できる

現実を主体的に動かしていくために超重要な、

徹底的に自分原因で考える

ことについて、改めて書いています。

  
↓昨日の記事をまだ読まれていない方は、こちらから↓
【重要】自分原因で考える①|「人のせい」にすると、一時的に気持ちは楽になる。でも現実は動かない

 
数年前の話です。

 
ビジネスパートナーである友人と打ち合わせをすることがあり、朝7時に目黒のカフェで約束をしました。

 
僕は満員電車が好きではないのと、朝はゆっくりしたいということもあり、できるだけ朝のアポイントは入れないようにしています。

   
ただその友人とは日中で都合があわず、珍しく朝から予定を入れたんですね。

  
その日はふだんより1時間早起きして、約束の5分前に到着。コーヒーを飲みながら待っていました。

  
・・・・

  
時間になりましたが、彼は来ません。まあ朝早いしね、と待ちます。

  
・・・・

  
10分過ぎました。来ないし連絡もない。大丈夫かな?と思いながら、待ちます。

  
・・・・

  
20分ほどすぎたころ、彼からメッセージが来ました。

  
「少し遅れるので、それまでお仕事されててください!」

  
少しってどんくらい?と心の中でツッコミましたが、まあいいわい。こっちに向かってることはわかったから、待ってようと。

  
・・・・

  
ところが30分待っても40分待っても、来ません。

 
このくらいになると、
「せっかく早起きしてきたのに」
「少し遅れるって、全然少しじゃないやん」
「もうこの人とは一緒に仕事できないな」

いろんな想いが僕の中に浮かんできます。

 
そして結局1時間ほど遅れて、笑顔で彼はやってきました。「おはようございま〜す!」と、さわやかに。

 
彼からは「遅れてゴメン」の一言もなく、何事もなかったかのように打ち合わせは無事に終わりました。

  
彼と別れたあと。

 
僕の中で彼に対するいや〜な感情が残っていました。

  
このとき「あ、これって何かに気づくチャンスでは?」とわかりました。

 
いらだち、怒り、悲しみ、ストレスなどの、いわゆる”ネガティブ感情”を感じている時は、【その感情をわざわざ感じている理由】に人生を変えるチャンスが隠れています。

  
そこで自分に問いかけてみました。

  
僕はなんのために、彼に遅刻をさせたのだろう?

  
僕はなんのために、彼に謝らせなかったのだろう?

  
そこで初めて僕は気づくことができました。

  
自分が被害者になっていたことを!

  
彼が遅れることがわかった時点で、僕はそのひとときを使ってコーヒーをゆっくり味わったり、本を読んだり、ブログを書くこともできました。

  
自分で主体的に、その時間を心地よく過ごすことを選ぶこともできたのです。

  
でもその時の僕は、
「こっちは時間通りに来ているのに!時間損した!」とイライラしながら被害者として過ごすことを選びました。

  
本当は、彼のせいで損などしていません。時間はちゃんと流れています。

  
その時間を主体的に過ごすことを放棄したのは、僕自身だったのです。

  
待ち合わせで待っている時間も自分の人生の一部。

  
自分の人生を誰かを悪者にして、イライラしながら過ごす生き方を僕は選びたいのかな?

  
それとも、主体的に自分で自分を心地よくさせる生き方を選びたいのかな?

  
こう自分に問いかけて、僕は後者の生き方を選ぶとそのときに決めました。

  
この出来事があってから、時間に対する僕の態度はずいぶん変わったな〜と思います。

  
人間生きていれば、待合わせで相手が遅れたり、急なスケジュール変更というのはかならずあります。

  
この時に相手を責めてイライラする代わりに、その時間を自分のためにどうやって過ごそうか?に意識が向くようになりました。

 
「自分の機嫌を自分で取る」と決めると(←これはお笑い芸人のみやぞんさんの言葉)、誰かのせいで感情的にふりまわされることは格段に減ります(今も全くないわけではありませんが^^;)

  
主体的な生き方とは、実はとても楽で心地よい生き方です。

自分原因で考える時の自分への質問

上でご紹介したのは一例ですが、自分原因で考える視点は、自分自身が体験するあらゆる現実について適用することができます。

  
これはどう考えたってアイツが悪い!
こんな現実、自分は望んでもいないし、自分が意図して創り出したとは到底思えない!
というような現実であっても、です。

  
職場の人に冷たくされるのも、恋人がいないのも、親との関係がうまくいかないのも、ビジネスがうまくいかないのも、お金が貯まらないのも、パートナーが冷たいのも、すべて自分原因で考えることから始めなくてはいけません。

  
でも、それは、

自分が悪かったからだ、と自分を責めることではなく、

相手の行為を正当化することでもなく、

その時に感じた悲しみ、怒り、寂しさを我慢しなければならない、とか「なかったことにする」ことでもありません。

  
その現実を創り出した自分の潜在意識の意図、そこで得ていたメリットに気づいていくだけ。

  
気付くところから、変化は始まっていきます。

  
具体的には、次のような質問を自分に問いかけてみてください。

  
◎私はなんのために、その現実を創り出した(相手にそのようにふるまわせた)のだろう?

◎その現実(相手のふるまい)は、私のどんな信じ込みを投影しているのだろう?

◎その現実を創り出す(相手にそのようにふるまわせる)ことで、どんな言い訳ができていただろう?

◎その現実を創り出す(相手にそのようにふるまわせる)ことで、どんな自分を正当化できていただろう?

◎その現実を創り出す(相手にそのようにふるまわせる)ことで、誰を責めることができていただろう?

◎その現実を創り出す(相手にそのようにふるまわせる)ことで、どんなセルフイメージ(自己認識)や信じ込みを持ち続けられるだろう?

  
これらの質問を使って自分の内面を見つめていくと、「ああ、やっぱり、この現実は自分が創りたくて創っていたんだなあ」と気づけるかもしれません。

  
この気づきによって、古い脳のメタプログラム・パターンの構造を崩していきます。

  
続きます!

【重要】自分原因で考える③|自分原因の視点は、自分自身の体験に対して使う