「世界はみんな敵」と見ているか?
「世界はみんな味方」と見ているか?
は、潜在意識の中のもっとも根っこの部分にある前提で、その人が経験する現実にダイレクトに影響しやすいフィルターです。
「世界はみんな敵」と見ているか?
「世界はみんな味方」と見ているか?
このどちらの世界観を持っているかによって、同じ環境にあっても、経験する世界は全く違ったものになります。
例えば、職場の上司に、仕事のやり方について指導を受けることがありますよね。
この時、「世界はみんな敵」という世界観があると、その体験に「ああ、この上司は私のことを嫌いなんだな」という解釈が生まれ、意識的・無意識的にもその解釈に基づく反応を表現することになります。
そして、上司はその反応を意識的・無意識的に受け取り、「ああ、この人は指導しづらいな〜。できるだけ関わらないでおこう」と感じ、その後の関わり方を変えていきます。
一方で、「世界はみんな味方」という世界観の人なら、上司からの指導に対して「ああ、この上司は私に期待してくれてるんだな!」という解釈をつけて、意識的・無意識的にもその解釈に基づく反応を表現することになります。
そして、上司はその反応を意識的・無意識的に受け取り、「うん、この人は教えがいがあるな!どんどん成長の場を与えていこう」と感じ、その後の関わり方を変えていきます。
どちらの人がうまくいきそうか、一目瞭然ですよね。
「世界はみんな敵」と見ているか?
「世界はみんな味方」と見ているか?
の世界観は、ふだんは無自覚のうちに、自動反応的に作動していますが、自分で意識的になることで変えていくことができます。
それは、仕事だけでなく、恋愛や夫婦関係、親子関係などあらゆる人間関係において、広範囲に影響を与えていきます。
もしも他人に対して感情的に反応する時・・・怖い、イライラ、傷つき感などを感じた時、「世界はみんな敵」という世界観のフィルターで相手を見ていなかったか?を確認してみると良いです。
そして、その世界観のフィルターを「世界はみんな味方」に変えてみたら、どのような見え方がするだろうか?
どのような感じ方がするだろうか?と試してみると、これまでと違った解釈が生まれるかもしれません。
そして、これまでと違った解釈が生まれると、そこから呼び起こされる反応が変わり、現実が変化していきます。