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お金は使ったら増えるのか問題

主にスピリチュアル界隈などでお金は使ったら増える(入ってくる)ということが言われたりします。

 
「お金は使ったら増える」と考えると、なんかワクワクしますよね。

 
なのですが、「お金は使ったら増えるんですか?」というご質問をお受けしたときには、僕自身は“基本的には”「お金は使ったら減りますよ」とお答えしています。


実際のところはケースバイケースで「お金を使ったら増える」を体験する人もいます。

 
ですが、「お金を使ったら増えるんですか」ということを誰かに聞きたい人は、そもそもお金は使ったら増えると「信じたい」状態で、そのような人は、お金に対する欠乏感やお金を使うことへの罪悪感を感じていることがほとんど。

 
そういった欠乏感や罪悪感を紛らわすために、お金を使ったら増えると「信じたい」のですね。

 
そして、このような状態でお金を使おうとすると、アタマでは「お金は使ったら増えるんだ!」と思いこもうとしても、感情的には「またお金が減ってしまう」「また使ってしまった」と欠乏感や罪悪感を感じることになります。

 
すると潜在意識は「今の自分」を現状維持しようとしますから、お金を使うことに欠乏感や罪悪感を感じ続ける現実を創る方向に作用してしまうんですね。

 
つまり、お金を使っても減るばかりで、増えないのです。

 
重要なのは、お金を使うときにどのような感情を感じているか?です。

 
では逆に、お金を使うときに心地よい感情があればよいのか?というと、これも少し注意が必要だったりします。

 
例えば、お金に悩んでいる人が宝くじを買ったり、お金の悩みを解決するためのノウハウやセラピーなんかにお金を使うとき、ワクワクしますよね。

 
この場合の心地よい感情は「これにお金を使えば、今の悩みから解放されるかも」という“刹那的な救い”に快感を感じているだけだったりします。

 
その一瞬は希望が見えて救われた感じがしても、気がつくと同じ現実をくり返している・・・という人は少なくありません。

 
これは、お酒やその他の嗜好品で現実逃避するのと同じです。

 
意識を変えて現実を変えるためには、現実に振りまわされるとうまくいきませんが、それは現実から目をそらすこととは違います。

 
現実をしっかり見たうえで「その現実を創っているのは自分だ」という主体的な立場をとれる人が現実を変えていける人です。

 
“刹那的な救い”を求めることをくり返していると「◯◯ジプシー」になり、さらにお金の悩みを増幅させることになります。

 
そのような人が現実を変えるためには、まずその思考や行動のパターンを変えなければなりません。

 
※◯◯ジプシーが悪いというわけではなく「それを主体的にやっていないこと」が悩みを生むもとになります。

 

「お金を使ったら増える」人とは?

では、「お金を使ったら増える」人はどのような人なのか?

 
「お金を使ったら増える」人は、お金よりもやりたいことが大事だと思っています。

 
「お金の重要度が低い」ということです。

 
お金の重要度が低いので、お金が増えたり減ったりすることに対しても軽やかで、欠乏感や罪悪感があまりありません。

 
逆に、お金を使うときに得られるモノやコト、提供してくれる相手に対して喜びや感謝の感情を感じています。

 
そのような内的な状態を創るためのポイントは、

 
(1)生活していく上での「お金の不安」を感じている人は、まず現実的な対処をする(収入と支出のバランスを取る)

(2)お金の重要度を下げる(お金に自分自身の価値や、心地よさを左右されない)

(3)「わたし」の範囲を広くする

 
この3点です。

 
(1)と(2)については動画で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

 
■【前編】お金の不安や悩みを解決して豊かさを現実化していく5つのステップ(10:32)
https://youtu.be/j_si218wPmA

 
■【後編】お金の不安や悩みを解決して豊かさを現実化していく5つのステップ(10:02)
https://youtu.be/Ty5TuhR1MFI

 
■【願いの重要度】を下げて現実を動かすためのポイント(8:25)
https://youtu.be/o23Mvzu4JiM

 
(3)「わたし」の範囲を広くするはとても重要な考えかたなので、また改めて解説しますね。