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あらゆる体験から豊かさを創り出す【相対性】の視点とは

昨日は、僕が愛してやまない福岡に行ってきました!

 
↓福岡では有名な「牧のうどん」。食べてるのに増えます↓



7年前に退職した福岡市役所でお世話になった人たちにもゆっくり会うことができて、本当に嬉しい時間を過ごすことができました。

 

僕は学生時代、人にあまり興味を持たれない存在でした。

 

同窓会にもほとんど呼ばれたことがなく、今でも関係が続いている学生時代の友人はひとりもいません。

 

そんな寂しさを知っているからこそ、今、遠く離れてもずっと味方でいてくれる人たちのありがたさが深く染みるし、僕もその想いをちゃんと伝えたいと思うことができます。

 

白い紙に白いペンで書いても書いたものは見えず、黒いペンで書いてはじめて見ることができるように。

 

不自由を知っているからこそ自由とは何か?を知ることができるように。

 

僕たちは、相対するものが存在することで、初めてそのものを体験することができます。

 

いとこが残してくれたもの

一昨年の夏、僕の3つ年上のいとこが病気で亡くなりました。

 

小さい頃から家族ぐるみで仲のよかったいとこで、優しい兄のような存在。

 

見舞いに行った時にはすでに意識がなく、おじさんとおばさんも覚悟を決めているようでした。

 

そのいとこが病床でつけていた日記を、おじさんが見せてくれました。

 

登山が好きだったいとこは病に伏してから
「もう一度山に登りたい」
という願いを込めて、新しい登山靴を買ったことが最後のページに書かれていました。

 

見舞いに行ってから2週間後ほどたった日。

 

その願いは叶うことなく、いとこは旅立って行きました。

 

お通夜を終えた数日後、夏の終わりの街を歩いていた時のことです。

 

街路樹の、緑色をした葉の隙間からきらきらと差し込む太陽の光と、生ぬるい風がほほを撫でて、シャツが汗で身体にまとわりつく感覚を感じた時に

「ああ、この、僕が今まで当たり前に感じてきた感覚を、いとこはどんなにかもう一度、感じたいと願っていたんだろう」

と思いました。

 

同時に

「僕が今までの人生で豊かでなかったことなど一度もなかったんだな」

という想いが強烈にわき上がってきました。

 

この時、いつも見ている風景がいっそう色鮮やかに眩しく感じられたのを覚えています。

 

※意識の変化が起きることでこのように、視覚的な感覚の変化を体験される方は珍しくありません。

 

自分や人生に対してまだまだ不足感を感じていた僕に

「僕が今までの人生で豊かでなかったことなど一度もなかった」

と思い出させてくれたこと。

 

これが、いとこが命をかけて最後に僕に残してくれたメッセージなのだと思いました。

 

日々の困難や問題に直面した時、僕たちはその困難や問題にフォーカスし、
「私にはこれが足りない」
という不足のセルフイメージを育ててしまうものです。

 

そんな時ほど、こんな問いかけを自分自身に使うこともできます。

 

「今、生じている困難や問題の相対として私の人生に存在しているもの、経験できる豊かさとは何だろう?」

 

何かを手に入れることで豊かになろうとするよりも、今、自分が置かれている状況のままで豊かになること。

 

今までもずっと豊かさの中にいたことに気づくことが、人のパワーを拡大し、結果として現実的な豊かさをもたらします。

 

「今、生じている困難や問題の相対として私の人生に存在しているもの、経験できる豊かさとは何だろう?」

 

その答えが、すぐに見つからなくても大丈夫です。

 

この問いかけを続けていくだけでも思考パターンは変化し、自らのパワーを回復させていくことができます。