デヴィッド・R. ホーキンズ博士「パワーか、フォースか」で提唱されている17段階の意識レベル研究家_トランスフォーメショナルコーチ®宮川直己(出口稀一)のサイトです

“ドリームキラー”の言葉にどう向き合うか?

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想いをこめて書きましたので、興味がある方は手に取っていただけると嬉しいです(ついでに感想など送っていただけると、めちゃくちゃ喜びます)。

 

“ドリームキラー”に出会ったら

僕がコーチングを事業として始めたのは、2015年の頃です。
それまでの僕は、2013年にWEBマーケティング事業で起業したものの全然稼げず、2年ほどフラフラとバイト生活。その後、一度サラリーマンに戻っていました。

 

生き方も定まらず、ビジョンも希望もない。転職先では社長の求めるレベルについていけず、毎日仕事をやめたい、生きるのってなんて苦しいんだろうと思っていた時期です。

 

そんな頃にコーチングに出会いました。コーチングを受け始めて3ヶ月ほどで、あれほど強く感じていた仕事をやめたい、苦しいという思いがいつの間にか消えていました。「仕事は大変だけど、こんなに優秀な社長のもとで指導してもらいながら給料もらえるなんて、けっこう恵まれてるのでは?」という思いすら湧いてきていました。

 

この変化に感動するとともに、サラリーマン時代から相談職に就くことが多かった僕は、「この素晴らしいコーチングの技術を学んで、もう一度、人の人生をサポートする仕事がしたい」と強く思いました。それからコーチングの技術を学び(この時にも面白い話があったので、ラジオでしゃべっています)、僕はコーチとして二度目の起業にチャレンジすることにしたのです。

 

僕は希望に燃えて、当時からお世話になっていたメンターに、「これからコーチをやっていきます」と報告しました。きっと応援してくれるものと思っていました。

 

ところが、それに対するメンターの答えは、「コーチは食えないから、やめておけ」だったのです。

 

“ドリームキラー”の声を受けとめる

当時の僕のように、夢や目標に向かって行こうとする時に、いわゆる“ドリームキラー”に出会うことがあります。

 

ドリームキラーとは、夢や目標を語った時に、
「やめといたほうがいいよ」
「そんなの無理だよ」
「痛い目にあうよ」
「そんなことやってどうなるの?」

などの否定的な言葉をかけてくる人を指す言葉です。そしてドリームキラーに遭遇したら、「無視せよ」というのが一般的な回答だと思います。

 

でも僕は、「ドリームキラーの言葉に聞く耳を持つ」ことはむしろ必要だと思っています。もちろん、相手は選ぶ必要がある。意識的または無意識的に、これまでのあなたや、あなたとの関係性が変化していくことを恐れて夢を否定する人は確かにいるからです。

 

だけど、その相手があなたにとって信頼できる相手なら、そのネガティブな意見にも一理あると思った方がいい。実際、今の僕からコーチングを始めた当時の僕を見たら、「他人のコーチングやる前にてめえの人生どうにかしろ」と思いますから。

 

「自分の中に答えがある」というのは、確かに真実だと思います。でも、自分の本当の想いに気づいたり、正しく自己理解することは、多くの人にとって簡単ではありません。自分に対する不足感があるために、本当の想いから外れた方向に進もうとしたり、過去の傷つき体験から自分を過大評価・過小評価する人もいます。それだけ自分のことはわかりにくいものです。他人からの意見や評価がポジティブであるにせよネガティブであるにせよ、案外、的を射ていたりします。その客観的な意見や評価を上手に使った方が、最終的にゴール達成の確率やスピードも上がります。

 

ただし、ここが重要なのですが、ドリームキラーの言葉を受けとめることと、その言葉を聞いて夢を諦めることは違います。僕の場合、「コーチは食えないから、やめておけ」というメンターの言葉は、「コーチで食っていくのは難しいから、君には難しい。だから、やめておけ」という意味だと僕は理解しました。これを聞いた時に、「今の自分に対するメンターの評価は、そうなんだな。今までの僕の生き方を見ていたら、それが正当な評価だろう」と受けとめたのです。だからその評価(今の自分の現在地)を理解した上で、今、自分にできることを地に足をつけてやっていこうと考えました。

 

ドリームキラーから言われたことを理由に諦めるなら、そもそもそれほど本気ではなかったということ。ドリームキラーを行動しない自分の言い訳にしてるだけです。

 

だから、もしもあなたが誰かに夢を語った時に
「やめといたほうがいいよ」
「そんなの無理だよ」
「痛い目にあうよ」
「そんなことやってどうなるの?」

と言われたら、「今までの自分に対する客観的評価はこういうことなんだな」「今の自分の現在地はここなんだな」とまず受けとめる。そして、「じゃあ、今いる現在地からゴールに向かうためにはどうしたらいいか?」を考えればいいのです。これを知ることが夢に向かう第一歩になります。現在地とゴールの距離を教えてくれるという意味では、実はその相手は“キラー”ではなく“応援者”だともいえます。

 

とはいえ、自分の夢や目標に対するネガティブな言葉を聞かされ続けるのは気持ちのいいものではないですよね。その場合は、可能であればその相手から一時的に離れるのもいいと思います。僕は「コーチは食えないから、やめておけ」と言われたあと、5年ほどメンターとは距離をおきました。そしてその間は自分の生き方と向き合い、自分の生き方に自信が持てるようになってから、もう一度会いにいきました。

 

お世話になっていたのに突然、メンターの前から姿を消し、5年間音信不通というかなり非礼なことをしたと思います。でも、メンターは温かく僕を迎え入れてくれました。そして今は、メンターの事業で一部の役割を任せて頂いており、少しは成長を認めてもらえたのかなとも思います。自分にとって本当に必要な相手であれば、一時的に離れてもまたご縁はつながっていくものです。

 

自分の人生は自分のもの。自分の幸せに責任を持てるのも自分しかいません。だから誰に何を言われようと、何を答えとするかを決めるのは自分です。その大前提のうえで、愛情を持って厳しい言葉をかけてくれる人は大事にした方がいいと思います。安易に「君ならできるよ」「素敵な夢だね、応援してる!」とポジティブな言葉を返す方が、実は簡単なのですから。