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富裕層との対話

最近、ちょこちょことですが富裕層の方とお話しする機会が持てるようになりました。その対話を通して気づいたことを、今日はシェアしたいと思います。

 
ところで、あなたは「お金」というものについてどのような願いを持っていますか?

 

こう尋ねられた時、「ほしいものを何でも買えるようになりたい」「値札を見ずに買い物ができるようになりたい」こんな願いを口にされる方は少なくありません。

 

もちろん、これらの願いを持つこと自体が「間違いだ」という訳ではありません。とはいえ、下記の動画でもお話ししているように、「この願いの持ち方は叶いにくい」ものだったりします。
 
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■なぜ「ほしいものを何でも買えるようになりたい」という願いは叶いにくいのか?

 
「ほしいものを何でも買えるようになりたい」「値札を見ずに買い物ができるようになりたい」といった願いを持つ人の中には、もしかすると「富裕層は、値段のこととか節約とか考えず、自由に散財している」というイメージがあるかもしれません。
(夜の街で豪遊し、一晩でウン百万使った的なイメージでしょうか)

 

もちろん、富裕層の中にもそんな人はいるとは思います。でも、どちらかというと(これは僕の肌感覚ですが)、そのような豪遊タイプは「富裕層の一歩手前」の経済ステージにいる方が多いように感じます。

 

逆に富裕層の人ほどお金というものに堅実で、落ち着いた態度で向き合っている方が多いと感じます。

 

【お金という宗教】から抜けると、お金がやってくる

お金の悩みを抱えている人は多くの場合、「お金に意味(力)を持たせすぎている」という共通点があります。ゆえに、お金に支配されている。「お金は宗教だ」と言われることもありますがまさにそんな感じです。無自覚のうちにお金をまるで神のごとく、あらゆるものごとの最上位に位置づけてしまうのです。

 

たとえば「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉があります。これは、人との繋がりよりもお金を上位に置く心理状態を表す言葉です。「収入が低い自分はダメな人間」だと感じている人は、自分という存在よりもお金を上位に置いている。お金がないとイライラしたり不安を感じる人は、自分の人生を心地よく過ごすことよりも、お金を上位に置いている。

 

こうやって、ものごとの最上位にお金を位置づけて、お金に支配されているうちは、お金の悩みは消えません。また、そのためにお金を使うこと、受け取ることにも落ち着いた態度で向き合うことが難しくなり、その結果、経済的な豊かさを得ることからも遠ざかってしまうのです。

 

もちろんお金は大事だと僕も思います。だけど、大事だと思いすぎないこと。お金を神のように崇めるのではなく、自分自身や人との繋がり、自分が心地よくいられることを同じように大切にすること。

 

お金に対して卑屈になったり恐れから反射的に行動するのではなく、対等な立場、落ち着いた態度で向き合うこと。このような「お金との関わり方」を心がけることで、現実的にも経済的な豊かさを得ることに繋がっていくのだなあと感じます。