デヴィッド・R. ホーキンズ博士「パワーか、フォースか」で提唱されている17段階の意識レベル研究家_トランスフォーメショナルコーチ®宮川直己(出口稀一)のサイトです

パワーを奪う恥・罪悪感を手放すために自分にかける言葉

※youtubeチャンネル「宮川直己の達成メンタル強化塾」では、ほぼ毎日、新しい動画をアップします。毎日動画を見ていただくことで自然に目標達成力が高まります。ぜひチャンネル登録、いいねをよろしくお願いします!

 

この動画では、デヴィッド・R・ホーキンズ博士の「パワーか、フォースか」の中に書かれている17段階の意識レベルについて、書籍の内容をベースに僕の見解を交えてお話をしています。

 

そして今日は、意識レベルを高めていくための出発点、もっとも基礎になる部分についてお話をしていきます。そしてまず、この17段階の意識レベルを活用するにあたっての前提をひとつお伝えしておくと、意識レベルのひとつひとつのレベルを細かく覚える必要はありません。それよりもざっくりと全体像を理解して、そこから得られる学びを日常生活の中で実践することが大事だと僕は思っています。ですのでここからお伝えする内容もその前提で聞いていただければと思います。

 

では早速今日の内容に入って行きたいと思いますが、まずちょっとイメージしてみてください。例えば日常生活の中で、職場の上司などから注意を受けるような出来事があったりしますね。この時に同じように上司から注意を受けていても、人によって感じ方が違ってくることがあります。

 

例えばある人は「なんで自分だけがそんなことを言われないといけないのか」というふうに怒りを感じる人がいます。あるいはまた別の人は「なんで自分だけがそんなことを言われるんだろう」と悲しみとか、罪悪感を感じる人もいます。あるいはまた別の人は「こんな風に注意してもらえてありがたいなと。もっと頑張ろう」と意欲的に感じる人もいます。

 

このように日常生活でさまざまな出来事を体験した時にどんな感情が呼び起こされるかというのは、その出来事そのものによって決まるのではないのですね。同じ出来事を体験していても、人によって呼び起こされる感情に違いが生まれてくる。そしてその理由が、一人一人の意識レベルの違いにあると言えるんですね。

 

たとえば、上から14番目の意識レベル、「深い悲しみ」のレベルに留まることが多い人は、日常生活で直面する物事に対して悲しみを感じやすい。11番目の怒りのレベルに留まることが多い人は怒りを感じやすい。7番目の意欲のレベルに留まることが多い人は、物事を前向きに捉えやすい、ということが起きてくるんです。

 

あるいはこういうこと言えます。怒りとは、よく二次的な感情と言われます。これどういうことかというと、怒りの奥に悲しみがあったり、怒りの奥に恐れがあるというような形で、怒りの奥にまた別の感情が隠れていることがあるんです。

 

例えば誰かから失礼な扱いを受けた時に「あいつ失礼なやつだ」と怒りを感じることがありますね。この時の「あいつ失礼な奴だ」と感じている怒りの奥にどんな感情があるかというと、例えば「自分が大切に扱われなかったことに対する悲しみ」だったりとか「自分の存在を軽く扱われることに対する恐れ」といった感情が隠れていることがあるんですね。

 

こういう風な形で僕たちの感情というのはいろんな感情が折り重なっていることもあるんですが、中でもどんな感情が最も強く出るかというのも、意識レベルの傾向によって違ってくるんですね。

 

そして、この17段階の意識レベルの中でまず最初に注目をして頂きたいのが、一番下の意識のレベルですね。一番下、17番目のレベルに「恥」というレベルがあります。そしてそのひとつ上の16番目のレベルには罪悪感というレベルがあります。

 

このふたつはどちらとも自分を責める感情と言えますね。そして17段階の意識レベルの中で、自分を責める感情のレベルが一番下に来ていることにまずは着目する必要があります。

 

これはつまり、人間にとって自分を責める感情がもっともパワーを奪うということなんです。そして一方で、こちらもちょっと注目していただきたいんですが怒りのレベルですね。上から11番目に「怒り」のレベルが位置しています。一般的には怒りの感情ってあんまり良くないものと捉えられがちなんですが、この意識レベルのマップで見ると真ん中よりちょっと下ぐらい。そんなに低くないです。

 

ちなみにこの意識レベルは9番目の「勇気」と10番目の「プライド」のレベルの間が境界になると言われています。意識レベルが「勇気」以上になってくると、現実を動かして物事を実現達成する能力も大きくなります。一方で意識レベルが「プライド」以下になってくると、パワーが小さくなって物事を実現達成する力も弱まってしまうんですね。

 

このことを考えると、「怒り」のレベルというのは、「勇気」のレベルとふたつしか離れてないんです。ですのでそこそこパワーがある感情と言えるんですね。例えば世の中を見ても、社会や国に対する怒りを原動力にして社会活動や政治活動をして活躍している方いらっしゃいますね。最近だと環境活動家のグレタさんなんかわかりやすいですね。まさに怒りのエネルギーを原動力にして活躍されてます。

 

そしてそもそも怒りの感情というのは、自分自身や大切な誰か、大切なものごとなど、大切な何かを守るための感情です。ですので怒りの感情には力があるし、ものごとを変えていくエネルギーとなる感情とも言えるんですね。ですので怒りの感情そのものはポジティブなものとも言えるんですが、ポイントとなるのは、その怒りの矢印がどこに向いているかということです。

 

怒りの感情は基本的には自分以外の誰か、それは特定の個人や、社会や国、世界に対して向けている感情なんですけれども、一方で罪悪感とか恥といった自分を責める感情は、その怒りの矛先矢印が自分に対して向いている状態なんですね。ですので怒りの感情自体にはパワーがあるんだけれども、その怒りを自分に向けて自分を責めることをずっと続けてしまうと、意識レベルも下がってパワーも落ちてしまうということなんです。

 

例えば虐待とかDVの被害者の方の場合、こういった方々が一番状態が悪い時にはどんな物事の捉え方になってしまうかというと、「私が悪いから叩かれるんだ」という捉え方になってしまうんですね。つまり罪悪感とか恥のレベルにいると、「私が悪いから」という解釈の仕方になってしまうんです。ですがこんな解釈の仕方だと、その状況を誰かに相談したり、その状況から逃げ出すなどのエネルギーが生まれにくく、問題解決できにくくなってしまうんですね。

 

ですがそういった自分を責める感情のレベルにいた人が、精神面で回復をしていくと「あれ?私何も悪いことしてないのになんで叩かれなきゃいけないの?悪いのは叩いてくるあいつじゃん」というふうに、相手に対して怒りを向けることができるようになるんです。そして相手に対して怒りを向けることができるようになると、その問題を解決するために誰かに相談をしたり、そこから逃げ出そうとするパワーが生まれてくるんですね。ここでのポイントは、自分を責める感情のレベルだった人が、その回復のプロセスにおいて「自分以外の誰かに対して怒りを感じること」は、実はすごく大事な事だということです。

 

以上の事からも言えるように、意識レベルを上げていくための最初の一歩は、「自分も責めることをやめること」になります。そしてそのためにやっていただきたいことがあります。それは、自分自身に対してこういう言葉をかけていただきたいです。「どんなことを思っていても、どんな感情を感じていてもOKだよ」。これを自分自身に対して、繰り返し繰り返し伝えてあげるということなんですね。

 

なぜこれが大事かというと、今日、「自分を責める感情が最も人のパワーを奪う」ということ、だからこそ「自分を責めることをやめることが大切だ」ということをお伝えしました。そうすると、皆さんは「自分を責めることをやめよう」と思いますね。ですがやはり、そう思ったとしても今までの癖がありますから、無意識のうちに自動的に自分を責めてしまうことが起きるわけです。そしてそれに気付いた時に、「自分を責めるのをやめようと思ったのにやっぱり自分を責めてしまった、こんな自分はダメだ」というふうに、自分を責めてしまうことをやめれなかったことで自分を責めるというスパイラルに陥ってしまうんですね。

 

これは自分を責める感情に限らず、悲しみや恐怖などのあらゆる感情においても同じことがいえます。ですので、この状態を抜けるためには逆説的なんですが、「自分を責めてもいいんだ」と思うこと。どんな感情を感じていても、何を思っていてもいいんだということをひたすら繰り返し、自分に言ってあげることが大事なんですね。これを丁寧に丁寧にやって行くことで、自分を責める意識のレベルから抜けていくことができます。

 

今日この言葉だけ覚えていただきたいんですけれども、「あらゆる感情はOK」だということです。もうこれを呪文のように、「あらゆる感情はOK」「あらゆる感情はOK」「どんなことを思っていても、どんなことを感じていてもいいんだ」ということを本当にひたすら繰り返し、自分自身に言い聞かせることをやってみていただきたいと思います。本当にこの繰り返しだけでも変化を感じられる方もいらっしゃいますので、是非試してみてください。