ここ半年ぐらいかけて「自分とつながる」ことに腰をすえて取り組んでました。
元々感覚や本音は封じて思考優位で生きてきたタイプですがここ数年、限界を感じることも増えてきて。
「外に答えを求めても同じことのくり返しだな、自分に聞くしかない」という状態からスタートし、毎日のように自分に問いかけ、返ってくる答えに耳をすまし瞑想をして、自分の深層に入ろうとする試みを続けてきました。
最初はなかなかうまくいかず分厚い扉をなんどもノックしているのに返事がない、そんな感覚で心折れそうになったけど・・・
ある時、人生のパズルのピースがぽんとハマって「1枚の絵」になるような、そんな感覚が得られた。
すると今まで経験したことのない安定感のある自己受容や自己愛を感じられるようになり、自分が求めているものがより鮮明になり、「本音」と「エゴの声」も区別できるようになった(今まではこれが一番難しかった・・)。
そしたら数日前にたまたま手に取った本「出現する未来」(ピーター・センゲほか著/講談社/2006年)に、僕がこの半年で取り組んできたこととほぼ同じことが書いてあった(笑)。ちなみにこの本は東洋哲学がベースになっていて意識レベル理論とも親和性があります。
「出現する未来」のキーコンセプト「U理論」を整理したメモ↓
※自分で言葉を足しているので完全に本の内容そのままではないです。
たとえば自分の本質とか使命に気づくためのリーディングとかってありますよね。それ自体は素晴らしい技術・機会だと思うし僕も何度か受けさせてもらったことがあります。
でも、そういった「自分以外の誰かに自分のことを教えてもらう」サービスは、一時的には納得したりテンションが上がったりもするけどその後の変容に繋がらない人もけっこういるんじゃないかな。
これは、リーディングを通して教えてもらった答えをアタマではなくハラで理解するプロセスが足りてないのが原因だと思ってます。そして、このハラで理解するプロセスとは「自分の声に耳を傾けること」だったり「もらった答えをふまえて今までとは違う新しい行動を起こしていくこと」だと僕は思う。
困った時に一番に相談するべき相手は自分自身なのに人はつい、外に答えを求めたくなる。
僕も今まではそうだったけど、もう他の誰かに聞く必要はないんだなと今回の経験を通して心からそう思えました。
※ここでの「人に聞く必要がない」は中長期的な方向性とか、生き方のような抽象度の高い選択について。短期的なゴール達成のためのノウハウとかは人に聞いた方が早いかも。
自分との対話は根気もいるけれど、もしもあなたが外に答えを求め続けてジプシー状態になってるなら。自分自身との対話にそろそろ本気になってみてほしいと、すごくすごくそう思います。