デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

【意識レベル小話】人生の「伏線」を回収する

僕の座右の銘は「伏線回収」です。あらゆる出来事は、人生をより豊かに体験するための伏線だと思っています。

宮川直己

こんどの6月、福岡市役所の新任係長研修で一コマを担当することになりました。福岡市役所は僕の古巣です(10年勤めました)。

 

当時は女性として働いていたのですが、戸籍と身体を変えて男として生きていくと決めた時、これまでの人間関係を全部捨てたくなり突然辞めました。まあ、思い切りがいいとも言えるし無謀とも言える(笑)

 

だけど、僕にとって役所の上司や仲間は本当にあったかくて家族みたいな存在だったから喪失感は大きかった。3年ぐらいは仕事もうまくいかなかったから、本音をいえば後悔していた時期もあります。

 

あれから12年。紆余曲折あってコーチングが仕事になり、本を書き、講師として人前に立つようになった。

 

そしてなにより、安心して心を開ける仲間もできた。

 

槇原敬之さんの「No.1」というラブソングに

二人で歩いてみよう
一人ぼっちだった自分を 
お互いに忘れずにいればきっと平気

 

という歌詞があるのですが、一人ぼっちを経験したからこそ、今そばにいてくれる人たちへの感謝を忘れずにいられるなあと思います(僕はすぐ調子に乗るので😅)。

 

人生の流れに抗わなければ必ず伏線回収、つまり「あの出来事が必要だったんだ」と腹落ちする出来事が起きる。だからもしも今、思い通りにならないことがあったとしても最後は必ず結果オーライになる。

 

この人生に対する信頼こそが、意識レベルを高める最も大切な要素の一つです。

 
そう言われても、人生を信頼したくても、今まで何度も傷ついてきたからできないと思う人もいると思います。僕もそうでした。でも、ほんの少しだけ「最後は良い着地をするんだ」という可能性を頭の隅に置いておくだけでいい。

 
そして直感に従って生きること。怖いこと、恥ずかしいこと、照れ臭いこと、面倒臭いをやること。そしたら人生は必ず良い方向に向かっていきます。

 

久しぶりの福岡を楽しみながら、頭だけでなくハートに響く研修ができるよう、がんばります!