### 概要:
1. **心と体はつながっている**
悲しいと胸が締め付けられたり、緊張すると心臓がドキドキしたりするように、心と体のつながりは私たちの日常で実感できる。
2. **脳科学的な視点**
感情は、まず臓器が反応し、その信号を脳が受け取って「これは○○という感情だ」と類推するプロセスで生じている。
– 例:心臓がドキドキ → 脳が「恋している」と錯覚 → 恋愛感情が生まれる(吊り橋効果)
3. **東洋医学との共通点**
– 東洋医学でも、臓器と感情は密接に関係しているとされる
例:肝臓=怒り、肺=悲しみ など
### ネガティブ感情と直感の関係
* ネガティブ感情は生きるうえで必要だが、長く引きずると直感を受け取る際のノイズになる。
* 感情は「炎」のようなもので、「感じ切る」と燃え尽きて終わる。
* ネガティブ感情が続くのは、思考(過去や未来への意識)がガソリンのように感情を燃やし続けてしまうから。
* 感情を終わらせるためには、思考を止めて「今この瞬間」に意識を集中させるとよい。
### 具体的な方法:
* 「いま、いま、いま」とつぶやいて、過去でも未来でもない“今”に意識を集中する。
* 「感情」と、「それに伴う身体感覚」に集中して感じ切る。
* 感情や身体感覚は常に「今」に存在するため、そこに意識を向けることで自然と思考が止まり、感情を燃やし尽くすことができる。