デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

自分とつながる言葉がけワーク(基本)

ワークの基本
・⾃分への⾔葉がけに「正しくない⽅法」は基本的にありません。いつ、どこでやっても⼤丈夫ですが、初めての⼈は夜ベッドに⼊り、眠りにつくまでの時間がやりやすい⼈が多いようです(ご⾃分に合った⽅法を⾒つけてみてください)

・⾔葉がけの前に、まずなんどか深呼吸をして⼼を静かにします。その上で、⾃分の中⼼、奥深くに向かって⼼をこめて語りかけてみましょう。胸に⼿を当てながら⾏ってもOKです。

・「内なる声」は多くの場合、明瞭に⾔語化されたものではなく、「かすかな感覚・イメージ・インスピレーション」です。それらは⾃分の内側に⽿を澄まし、⼼を静かにしていないと聞き逃してしまいます。

・⾃分に語りかけてもすぐに返事は返ってこないことがほとんどです。その時も深呼吸して、静かに待ちます。他⼈に何かを相談する時、いきなり本⾳を話すのは難しいですよね。そんな時に「早く話しなさいよ!」と急かされると話す気も失せてしまいます。
「話したくなった時に、話したいことを話してね」
「どんな想いも、わたしはわたしの本⾳を⼤切にするよ」
というスタンスで、ゆったりと待ちましょう。

 

実践例

① ⾃分への謝罪と感謝、宣⾔
これまで⾃分の声を無視し続けてきたと感じる⼈は、まず「⾃分と仲直り」の儀式をおこないましょう(セリフは適宜、アレンジしてください)。

例)
「今まで⾃分の声を聞いてこなくてごめんね」
「今まで⽣きてきてくれてありがとう」
「これからは⾃分の声をちゃんと聞いていくよ。だから本当の思いを聞かせてね」

これをやるのは1回でもいいし、何度もくり返し伝えるのでも良いです(⾃分の場合はどちらがいいか感覚で選んでみましょう)

 

② 外側に向き過ぎた意識を内側に向ける
夜眠る前に嫌なことを思い出したり、今後のことを考えて不安になる時、思考がぐるぐるフル回転して眠れない時は、頭の外に意識が向いています。そんな時は、頭の外に向いていた意識を⾃分の中⼼に戻して、⾃分の中に深く潜っていくイメージを持つと良いです。その上で、⾃分に問いかけてみましょう。深呼吸をわすれずに。

例)
嫌なことを思い出す時:
「あの時、本当はどんな気持ちだった?何を感じてた?」
「あの時、本当はどうしたかった?何と⾔いたかった?」

今、悩んでいることがある時:
「今、私は本当はどうしたい?」
「今、私は本当はどう思ってる?」

今後のことを考えて不安になる時:
「私は本当はどこに向かいたいと思ってる?」
「私にとって『最⾼の最⾼の理想』ってどんな感じ?」

 

③ ⾃分と喧嘩した時、⾃分を突き放した時、仲直りをする
⾃分を責めたり、⼈と⽐べてダメ出しすることは、⾃分で⾃分を突き放す⾏為です。
⾃分を突き放した状態のままでは⾃分と繋がることは難しいものです。
つい⾃分を突き放してしまった時は、できるだけその⽇のうちに(その⽇の夜寝る前がベスト)⾃分と仲直りする対話をしましょう。

深呼吸して気持ちを静かにしたあと、泣いている⼦ども抱きしめて慰めるようなイメージで⾃分と対話します。

⾃分の中⼼に向かって
「さっきはひどいことを⾔ってごめんね」
「悲しかったよね(こわかったよね・悔しかったよね)」
「私は私の⼀番の味⽅でいるよ」
と語りかけましょう。

この時、ほのかにでも安⼼感がほのかに感じられたり、胸のあたりがぽかぽかする感じが感じられたら⾔葉が届いた証拠です(感じられなくても効果はありますので安⼼してください)。

 

④ 奥にある想いや感情を感じる
私たちの想いや感情、記憶は幾重にも折り重なっていることがあります。例えば誰かにミスを指摘されてムカっとした時(怒りを感じた時)、その奥には「無能な⾃分であること」への恐れが隠れており、その恐れは⼦供の頃に親から叱られた記憶に紐づいている、といった具合です。

特に怒りや悲しみ、嫉妬、恐れなどのネガティブ感情を感じた時は、深呼吸して⼼を静かにした上で
「どうして私は怒り(その他のネガティブ感情)を感じたんだろう?」
と⾃分に問いかけ、静かに⽿を傾けてみます。
この時、もしもつらかった記憶や想いが出てきたら、③のような⾃分に寄り添う⾔葉
をかけ、⼼の中で抱きしめてあげましょう。