デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

怒りはポジティブなエネルギーである|17種類の意識レベルとは

一般的に「怒り」の感情はネガティブなものと捉えられがちです。
しかし、その人の置かれている状況によっては、怒りを持つことはむしろポジティブに判断できる場合があります。

アメリカの精神科医・デヴィッド・R・ホーキンズ博士は、人の意識レベルには17の段階があり、そのレベルによって発するエネルギー量が変わるという研究結果を発表しています。その17の意識レベルをまとめたものが以下のマップです。

意識のレベル(デヴィッド・R・ホーキンズ博士の研究より)
意識レベル

意識レベルが高いから人間的にすぐれているとか、意識レベルが低いからそうではない、というものではありません。しかし、人が高い意識レベルに在ると、病気になりにくかったり、目標が達成しやすくなる一方で、低い意識レベルに在ると、病気になりやすかったり、目標の達成が困難になります。

そのため、私がコーチングを行う際は、まずクライアントさんがどの意識レベルにあるか?を見立て、その意識レベルをあげていくための関わりを丁寧に行っていきます。

意識レベルのマップを見ていただくとわかるように、もっとも低い意識レベルは「恥じ」や「罪悪感」などのレベルです。そして、その上の方に、「怒り」や「恐怖」といったレベルが位置しています。

私たちは、怒りや恐怖といった感情を、「ネガティブなもの」「感じるのは好ましくないもの」と決めてしまいがちですが、この意識レベルのマップからわかることは、怒りや恐怖というのはそこそこエネルギーがある状態ということです。

例えばひどい虐待を受けている子どもやDV被害者などは、「殴られるのは自分が悪いからだ」と自分を責めやすい傾向があります。このとき、加害者に対して適切に怒りを向けることができません。そして、虐待状況から抜け出せない状態が続いてしまいます。

これが回復のプロセスに乗ってくると、加害者に対して怒りを感じることができるようになります。これはむしろ良いサインで、怒りのエネルギーがわいてくると、誰かに相談したり、保護所やシェルターに駆け込んで現状を打破していくことができるのです。

私も、相談者の方の意識レベルが「恥」や「罪悪感」などの低いレベルにとどまっていると見立てた場合は、エネルギー値を上げるためにわざと怒らたりすることもあります。

人間にとって一番しんどく、生きるエネルギーを奪うものは、自分を責める思考や感情です。他者に対して適切に怒りを向けけたり、恐れや悲しみを感じることは、とても重要な回復のプロセスです。

つまり、すべての感情はOK。悪い感情というものは本質的にはひとつもなく、ただ、その感情を通して潜在意識が伝えたがっているメッセージに気づいていくことで、現実を変えていくことができるのです。