相手の想いも自分の想いも等しく尊重し、伝え合い、わかりあうアサーティブコミュニケーションであなたの問題解決をサポートします

僕がお金の悩みを解決した具体的手順_(2)僕たちが欲しいのはお金ではない

前回のブログでは、僕がお金の悩みを解決した体験談からまず
「お金のことを考える時間を減らす(不足へのフォーカスを減らす)」ことについてお伝えしました。

前回の記事はこちら:お金のことを考える時間を減らす

 

そして次のポイントになるのが、お金のことを考える時間を減らすために「意識をどこに向けていくか?」ということ。今日はそのお話をしていきますね。

 

お金という手段によって得たいものは何か?

まず大前提として確認しておきたいのは「僕たちが本当に欲しいのはお金ではない」ということです。

 

どんなに「お金が欲しい!お金が大好き」という人も、あの“紙”や“金属”そのものが好きなわけではないはずです。中には、本当にあの紙や金属が好きという人もいるかもしれませんが(´・ω・`)。。僕たちが欲しいのは、お金によって得られるもの・こと、そしてそれに伴う感情や感覚なのですね。

 

例えばそれは、日々の生活(命)が守られることの安心感だったり、お金を使って得られる五感(おいしいものを食べたり、色鮮やかな景色を見たり、美しい音楽を聴くなど)だったり、知的・情緒的・肉体的な高揚を得ることだったりします。

 

ですが僕たちは、その本当に欲しいものではなく、それを得るための手段にすぎないお金を目的にしまうことがあります。すると本当の望みからズレてしまうため潜在意識の「本気スイッチ」が入らず、うまくいきにくくなるのです。例えば「ビジョンボード」など欲しいものをビジュアルでイメージする願望実現のメソッドなどもありますが、この時に札束や通帳をイメージしてもうまくいきにくいのです。これは例えるなら、ビール(目的)を飲みたいのにジョッキ(手段)のことばかり考えている状態とも言えます。

 

手段にフォーカスしすぎることは、本当の望みからズレてしまうだけでなく「可能性を限定する」という側面もあります。「ビールはジョッキで飲むものだ」と限定すると、ジョッキがなければビールを飲めなくなりますよね。ですが「ビールはグラスで飲んでもいいし、マグカップで飲んでもいいし、缶で飲んでもいい」というように手段を限定することをやめると、ビールを飲める可能性は広がります。

 

だからこそ「お金という手段を使って手に入れることを望んでいるもの」を明らかにして、望むものにフォーカスすること。手段であるお金へのこだわりを手放していくことが大切なのです。

 

それでも「いや、私はやっぱりお金がほしいんだ」というように手段にこだわりたくなる時は、本当の望みに気づけていない時なのかもしれません。あるいは「お金=自分の価値」と紐づけていることもあるかもしれません(この場合は否定的なセルフイメージが背景にあることが多いため、「お金があってもなくてもそのままの自分で価値がある」という感覚を育てていくことが先決です。すると結果的にお金も手に入りやすくなります)

 

ちなみに「なんのためにお金がほしいのですか?」と尋ねると、ときどき「欲しいものを我慢せずに買いたいから」と答える方がいらっしゃいます。ですがこのような願いの持ち方もうまくいきにくくなります。なぜならそれは「我慢したくない=欲しくないこと」の表明にすぎないからです。

 

本当の望みに気づき、自分と願いのパワーを高める5つの質問

ではここで、本当の望みに気づき実現するための自分のパワーと、願いそのものが持つパワーを高めるための質問をご紹介しますね。ノートとペンを用意して、取り組まれてみてください。

 

Q1.あなたに充分なお金があったら、何を得たいと思いますか?または何をしたいですか?(箇条書きで全て書き出す)

 

Q2.上記の物質的・非物質的体験を得ることによって、あなたが感じたいと思っている感情や感覚はどのようなものですか?

 

Q3.上記のあなたが感じたいと思っている感情や感覚を得ることを、あなたは肚(はら)の底から望んでいますか?自分自身の「本当の想い」を感じてみましょう。(yesの場合は次の質問へ。noの場合は、またQ1から考えてみます)

 

Q4.そのような感情や感覚を得ることは、あなたの人生にとってどのような意味がありますか?

 

Q5.あなたがそのような感情や感覚を得ることが「神(※)の意志」だとしたら、なんのために、神はあなたにそのような感情や感覚を体験させたいと願っているのでしょう?

※ここでいう“神”は、宇宙、本当の自分、サムシンググレートなど、ご自身にしっくりくる言葉に置き換えが可能です。またここでは「そのような存在を信じるかどうか?」を議論する必要はありません。【個人の意志を超えた大いなる存在の意志】の存在を仮定して、その視点から眺めることで新しい思考パターンを獲得することを目的とした質問です。

 

5つめの質問は、すんなり答えられなかった方もいらっしゃるかもしれません。ですがこれはとても重要な質問です。これは「意識レベルを高める」質問でもあり「願いと世界の調和度を高める」質問でもあるからです。すぐに答えが出なくても、自分自身にこの問いかけをしていくだけで自分自身と願いそのものが持つパワーを高めていくことができます。

 

この5つの質問をくり返し(毎日でもOK)ご自身に問いかけていくことで、自然に「ほしいもの」にフォーカスする時間が長くなっていき、願いも成熟していきます。すると自然に、手段にすぎないお金へのフォーカスは減り、結果的にお金の悩みは解決しやすくなるでしょう。

 

ぜひ、試されてみてくださいね。

 

この「僕がお金の悩みを解決した手順」シリーズはまだまだ続きます!