僕は数年前、 コーチングスキル向上のために 鍼灸師の師匠に弟子入りしたことがあります。
自分自身の実体験やいろんなクライアントさんとお話しする中で、心の問題を解決するには 心だけを見ていても難しくて、「心と身体の相互作用」まで見ないと現実的な成果には繋がりにくいことに気づいたから。
例えば 「会議は声の大きい人の意見が通る」という格言があるけど、この「声が大きい」とは 権力を持っているとか、 自分の意見をはっきり物申すことのメタファーだけでなく、 シンプルに 「声量が大きい」「身体が大きい」とかのきわめて動物的(つまり身体的)な要素も含まれます。
この身体的要素が、ビジネスや恋愛の場面なんかでも相手と対峙する時の心理状態や駆け引きの結果に大きく影響しています。
僕は師匠から タッピングセラピー*や 筋反射テスト*などを学び それらをセッションやビジネスに活用していきました。
その中で気づいたことがあります。
それは、 自分らしい生き方をしているか 自分に嘘をついていないかは身体を見ればわかるということ。
たとえば筋反射テストの一つに「オーリング」テストなるものがあります。セミナーのアイスブレイクなんかで 使われることもありますね。
オーリングテストのやり方は、まず テストを受ける側の人が親指と人差し指2本で輪っかを作る。(こんな感じ👌)
次に、検査する側の人がその輪を両手で引っ張って開こうとしてみる。
この時、 テストを受ける人が「身体に触れているもの」や「考えていること」が その人に合っているor その人にとって正しい場合は指の輪っかを保つ力が強くなります。逆にその人に合っていないor その人にとって正しくない場合は輪っかを保つ力が弱くなる(結果、引っ張られて輪っかが崩れる)。
この筋反射の強度の違いによって、今の自分が選ぶべきものや今の自分の状態を知ることができるというのが筋反射テストです。例えば 今の自分にあった食事やサプリ、治療方法とか受けるべき講座、問題の原因の特定なんかにも使えます。
※ただし筋反射は 無意識の思い込みや電気的な反転がテスト結果に影響するから施術者はかなりの検証とトレーニングをやり込まないと正しい結果は出せない。
師匠に教わって僕が驚いたのは、筋反射は指だけでなく眼球運動とか太ももを持ち上げる動きとかの、 要は特定の筋肉じゃなくても診断できるということ(よく考えれば自然なことだけど)。
ということはですよ。
普段から自分の身体に合ったものに触れている、自分の本音と行動が一致している (自分に嘘をついていない)人は筋反射が強くなり、パワーをしっかり使える。逆にそうでない人は、たとえ同じ量の筋肉を持っていてもパワーをしっかり使えなくなるのです。
例えば鏡の前に立って背筋を伸ばし、 頭のてっぺんから地面まで体の中心にまっすぐ、軸を一本通すイメージを持ってみてください(剣道などの武道の選手をイメージするといいかも)。
普段のあなたとこの「まっすぐに立っている自分」とでは「なんとなく」 自分自身がまとう雰囲気、 オーラのようなものが変わる気がしませんか? 会議やお客様と対峙するときこの自分でずっといられたら仕事の成果はどのように変わるでしょうか?
まっすぐな姿勢を維持するには身体をしっかりと支える力が必要です。自分に嘘をつかず、自分の本音に耳を傾けて自分のやりたいこと、自分に合った環境を選ぶ生き方をしているとしっかりと身体を支えられ、まっすぐ立てる。
その非言語表現は相手に与える印象に直結し、 仕事の成果にも表れていきます。
「生き方は顔に出る」というけれど、「生き方は仕事の成果に出る」。僕は自分自身の実体験や今までコーチングを受けていただいたクライアントの成果から考えても、それが真理だと思っています。