というフレーズを久しぶりに聞きました。
(ちなみに僕が言われたわけではありません^^;)
「私(家庭)と仕事、どっちが大事なの?!」
と女性が男性に聞くとき(または男性が女性に聞くとき)、その質問の奥にあるのは
「この人、私(家庭)と仕事どっちが大事なのかな〜?知りたいから聞いてみよう!」
という純粋な疑問ではないですよね。
それは、ほとんどの場合
「仕事よりも私(家庭)が大事にされていない!」という認識があり、
その奥には
「私(家庭)をもっと大事にしてほしい」
という想いがあり、
その奥には
「さびしい」
「困っている」
「わかってほしい」
「しんどい」
などの想いがあったりします。
「私(家庭)と仕事、どっちが大事なの?!」
という質問に限りませんが、表面化している言葉やふるまいの奥には”想い”があるのです。
そして、その想いを思い切って伝えてみることで、びっくりするほど相手も自分も安心できたり、より深い相手への理解が生まれたりします。
ですが、
・そんなことを言うのはプライドがゆるさない
・私にそんなこと言う権利はない
・そんなことを言っても仕方ない という信じ込みとか
・言う前に察するべき
・男はこうあるべき、女はこうあるべき という「べき論」とか
・どうせ私は大切にしてもらえない
・どうせ私の言うことはわかってもらえない というセルフイメージ
なんかが素直な想いの表現を邪魔してしまうのですね。
「素直な想いを伝える」
とは、言葉にするとシンプルですが、パートナーや家族など大切な相手ほど、無意識にそれができなくなってしまうことがあります。
ですが、「私(家庭)と仕事、どっちが大事なの?!」と言う質問では、どんな返事が返ってきたとしても自分の本当の想いは満たされず、そのフラストレーションをさらに相手にぶつけてしまうことになりがちです。
良好なパートナーシップや家族関係を築くコツとは、自分自身が、発言やふるまいの奥にどんな想いを抱いているのか?に気づき、それを素直に表現していくこと。
そして同時に、相手の表面化している発言やふるまいの奥にも”相手の想い”があることを知っておくこと。
そして、その相手の想いを知ろうとすること。想像で決めつけないことも大事ですね。