デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

「魔法はない」と思うと魔法が使えるようになる

先日、マーケティング会社の社長と新宿でランチしてきました。その社長は陰陽師に教わって四柱推命鑑定の修行をしているそうで、色々と興味深い話を聞かせてもらいました。

 

※ちなみに経営者の中には東洋系の占術を学んでいる方が少なくなく、経営の参考にする人もいれば社長同士のコミュニケーションツールに使っている人もいます。

 

さて、例えば四柱推命などは生年月日を使って、つまり生まれ日時によって先天的に影響を受ける性格や運勢を鑑定します。しかしその社長いわく、生年月日による影響は全体でみると25%なんだそうです。

 

この数字を大きいと感じるか小さいと感じるかは人によって違うと思いますが、生年月日を使って鑑定をしている人が「75%はそれ以外だよ」と言ってるのはおもしろいと思いませんか?

 

例えばコーチングでも「メンタルブロックを外す」という概念があります。このメンタルブロックという響きに「目に見えない強固な何かが自分の成功を止めていて、それさえ外れれば魔法のように人生が変わる」という幻想を抱く人もいるかもしれません。ですが、メンタルブロックを外したからといってそれだけで人生が変わるわけではないのです。

 

メンタルブロックを外したあと、そこからどう行動が変わるかが重要で、その意味では「メンタルブロックそのものの影響は25%」ぐらいに思っておいた方がいい。これを聞いてがっかりした人もいるかもしれませんが、メンタルブロックでも潜在意識の書き換えでもその他のスピリチュアルなワークでも、何かの影響を過大評価しすぎることで人生が良くなることはないのです。

 

人は苦しい時ほどそういった強力な何かを求めたくなるものですが、それが行き過ぎると「悪質な宗教にハマる」のと似たようなことになってしまいます。

 

この世界に魔法はありません。「魔法はない」と思って未来のために行動を起こす人が、魔法のように人生を変えていくのです。

 

とはいえ、この「行動を起こす」とは、自分を削るようながんばり方をすることとは違います。

 

自分を大切にすること、自分自身の声を聞くこと。大切な誰かと向き合い、ほしいものをほしいと言い、それに向かってチャレンジすること。

 

勇気を持って、今までの人生でくり返してきたパターンと逆をいくことです。