チャットGPTを使っているとしみじみ、「質問する力」ってこれからますます大事になるのだろうと思います。
「質問する力」とは「引き出す力」。
例えば口座に1000万円の預金があったときに
「1万円しか引き出せないカード」と
「1000万円全部を引き出せるカード」
があったら断然、後者の方ができることも増えますよね。
これと同じで、
「1万円の価値しか引き出せない質問」と
「1000万円の価値を引き出せる質問」
があるのです。
そう考えると、いかに質問する力が大切なのかがイメージできるかと思います。
また、質問にはその人の「価値観」や「思考パターン」なども顕著に現れます。なのでたとえばセミナーなんかで質問してもらい、それに対してお答えした際の質問者の方の反応を見ればある程度「その人が今、成功するマインドを持っているかどうか」がわかったりします。おもしろいですよね^^
さて、それぐらい奥深い「質問」というテーマなのですが、特別な才能や恵まれたリソースもないところから成功を掴んでいく人が、ほぼ必ずといっていいほど使っている質問があります。
それは、自分が目指す理想をすでに実現している人に
と聞くことです。
なんだそんな単純な質問か、と思う方もいるかもしれませんが、実はこの質問ができる人はすごく少ないです。なので、成功者の方にこの質問をするだけでも「こいつは見込みがあるな」と一目置いてもらえたりします。
例えば1974年、当時高校生だった孫正義氏は、藤田田にこの質問をしてそのアドバイス通りにコンピュータを学び、ソフトバンクを創りました。
ちなみによく似た質問で
「〜をしたらあなたみたいになれますか?」
と聞く人もいますが、こっちはうまくいかない人の質問パターン。似てるようで、本質的に全く異なる質問です。
このふたつの違いがあんまりピンと来ないな〜という方はぜひ、
「私もあなたのようになりたいのですが、そのために今、何をすればいいですか?」
この質問を、実際にあなたの理想を実現している成功者に聞いてみてください。
実際にやってみるとわかると思いますが、この質問を使うのはちょっと怖かったり勇気がいります。
なぜかというと、
「〜をしたらあなたみたいになれますか?」
という質問は、相手に結果責任を負わせる受け身な質問ですが
「私もあなたのようになりたいのですが、そのために今、何をすればいいですか?」
という質問は、もらった答えを実行し結果を得るのは自分だ、という前提から発される主体的な質問だからです。
そして、
「私もあなたのようになりたいのですが、そのために今、何をすればいいですか?」
と質問してアドバイスをもらったら、それがどんなに抵抗を感じたり納得できないようものであっても必ず実行しなければなりません。すでに結果を出している成功者と、まだ結果を出していない自分とでは見えているものが違うのですから、しっくり来なくて当然です。
こちらから質問してアドバイスをもらったのにやらないとか、「他の方法ってないですかね」といった質問をする人はそこで見限られてしまいます。なので、この質問をするには覚悟も必要なんですよね。
「私もあなたのようになりたいのですが、そのために今、何をすればいいですか?」
と聞いて、もらったアドバイスを実行し、成果を報告し、感謝する。これができる人は成功者から応援されますし、引き上げてもらえます。
ただしこの時の「成果」とは、目を見張るような大きな成果でなくても大丈夫なので安心してください。どんな結果を出したかよりも、アドバイスを実行して報告する、感謝するというアクションそのものが大事です。
この質問と一連のアクションを実行すれば間違いなくあなたの成功確率は格段にアップしますので、ぜひ試してみてくださいね。
もしもこの記事を読んで実際に質問してみたよ!結果が出たよ!という方はぜひ、教えていただけると嬉しいです^^