マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏には、こんな有名なエピソードがあります。
それは創業間もない頃のこと。ゲイツ氏のもとに「パソコンのOSを発注したい」という依頼が舞い込みました。ところがその時点では同社のOSは開発中で、手元にはまだひとつも完成品はなかったそうです。
ふつうに考えるといったんお断りをしたり、開発のめどを確認するために持ち帰るところ。でも、ゲイツ氏はそのいずれの方法も選びませんでした。
ゲイツ氏はその場で「はい、では○日までに納品します」と答え、契約を取ってしまったのです。そして、その日からゲイツ氏は2週間徹夜して製品を完成させ、期限までに納品を完了したといいます。
という格言があります。
チャンスが来た時に迷ったり考えたりしてタイミングを逃すと二度とそのチャンスをつかむことはできないよ、という教えです。
世の中には“チャンスの神様の前髪”をつかんでうまくいく人と、逃してしまう人がいます。この両者を分けるものは思考・行動パターンの違いです。先ほどのビル・ゲイツ氏のエピソードには、うまくいく人の思考・行動パターンが象徴的に現れています。
うまくいく人の思考・行動パターンにはいくつか重要なものがありますが、それらをまとめて[実現脳]と呼びたいと思います。
その人が[実現脳]の状態であるか、そうでないかは、数回言葉を交わしただけでも伝わるものです。そして人は基本的に、自分と似た思考・行動パターンの相手には居心地のよさを感じ、自分と異なる思考・行動パターンの相手には違和感やストレスを感じます。
そのため必然的に[実現脳]の人は[実現脳]の人どうしで付き合うことが多くなり、そうではない人はそうではない人どうしで付き合うことが多くなります。その結果、うまくいく人の周りにはうまくいく人が集まり、またその逆のことも起こるのです。
[実現脳]に象徴的な思考パターンのひとつが「結論を先に決める」ことです。
[実現脳]の人はビル・ゲイツ氏のように、チャンスに出会うとその場で「やります」とまず結論を先に決めます。このとき「できるかどうか」は考えません。
まず結論を先に決めて、そのあとに「どうやったらできるか?」を考えるのです。そして、もしも困難な状況があっても調整したり、工夫したり、交渉したり、チャレンジすることでやり遂げます。
もちろん「できるか・できないか」を考えずに結論から決めることにはリスクもあり、時には失敗することもあります。
それでも結論から先に決めることで判断や行動のスピードが上がり、チャンスをつかみやすくなります。試行錯誤もどんどん重ねていけるため最終的に大きな成果をあげることができるのです。
逆に[実現脳]でない人(うまくいきにくい人)は、まず「できるかどうか」から先に考えます。あるいはできるだけその場で結論を出さない、出したがらない傾向もあります。
もちろん状況によっては「無理をしない」「慎重にいく」ことが必要な場面もあります。結論をすぐに出さないことが最適解となる状況もあるでしょう。ですが「できるかどうか」から考える癖がつくとどうしても行動スピードやモチベーションは下がりやすく、成果には繋がりにくくなってしまうのです。
チャンスを目の前にした時に
「ちょっと考えてみます」
「確認してからお返事します」
「できそうだったらやります」
こういった言葉を口にすることが多い人は、もしかすると逃しているチャンスがある、かも、しれません。
「先に結論を決める」ことも含めて[実現脳]には重要な11の法則があります。
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