やる気が起こらなくて、やるべきことができなくて、自分を責めてしまう時ってありませんか。
以前、こんなクライアントさんがいらっしゃいました。
その方は、毎日、仕事から帰宅して部屋を掃除するのが日課なのだそうですが、仕事で疲れてできない日が続き、そんな自分をいつも責めていたそうです。
そのうえ風呂に入るのも億劫になり、不潔な状態でベッドに入りたくないので、そのままソファで寝ているとのこと。化粧も落とさず寝てしまうので、肌も荒れてしまい、またそんな自分を責めてしまっていました。
そんなクライアントさんに僕からアドバイスしたことは
「今日から1週間、掃除はしないでください。そして夜は風呂に入らずに、そのままベッドに寝るようにしてください」ということです。
クライアントさんは「えっΣ(・ω・ノ)ノ」と戸惑いつつも、そのアドバイスを実行してくださいました。
そして1ヶ月後。
そのクライアントさんからご報告いただいたのは、アドバイスどおりに1週間「主体的に怠けた」あと、「ふと、やりたくなって」週末に部屋を掃除し、シーツも布団カバーも全部洗濯して、それ以降は毎日掃除をして、入浴してベッドで寝ることができるようになったということです。
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人間、時には、やる気が起こらなくなってしまうこともあります。
そんな時に「やらなければ」と思えば思うほど、無意識では反作用が起こり「やりたくない」思いが強くなってしまいます。
また、自分を責める思考は自分のパワーを下げるので、ますますやる気が落ちてしまうのです。
そんな時には、「主体的に怠ける」ことも一つのアイデアです。
主体的に、徹底的に怠け尽くしたら、本来のパワーが回復して、ちゃんとやる気が起こってきます。
やる気のない赤ちゃんはいないように、人は本来、やる気や成長欲求に満ちた存在です。
時には主体的に怠け尽くしてみる時間が、そんな自分の本質を思い出させてくれるのかもしれません。