2024年8月7日
先日ふと懐かしくなって、絢香さんの「にじいろ」を聴いていました。
この曲は、僕が仕事や過去の人間関係をすべて捨てて起業し、また名前と身体を変えて男性として生き始めたばかりの頃、NHKの朝ドラの主題歌になっていた曲です。
当時の僕は仕事もうまくいかずお金もなく、性別のことで親を苦しめ友達もいない、孤独と不安だけでいっぱいの毎日を過ごしていました。
そんな時に
これからはじまるあなたの物語
ずっと長く道は続くよ
にじいろの雨降り注げば
空は高鳴る
この歌詞を聴くと少しだけ光が感じられるような、救われる気持ちになれたのを覚えています。
どんなに懸命に頑張ってもうまくいかない時、もう打つ手がなく人生そのものが八方塞がりだと感じることもあるかもしれません。
そんな時ほど「今日一日をどう生きるか?」に意識を向けなおすことがとても大切です。
これは、気持ちが切れかかってる自分に喝を入れて頑張り続けろということではありません。
自分は人生でどのような感情を感じて生きていきたいのか
何を大切にして、どんな美しいものや知性に触れ、体験したいのか
自分に嘘をつかない、自分に誠実であるとはどのようなことであるのか
これらを自分に問いかけて、その上で「今日一日をどう過ごすか」を自分で意識的に決断し、そのように過ごすことです。
人生を作るのは
今日食べたもの
今日触れたものや人
今日読んだ本
今日考えたこと、体験したこと
その積み重ねでしかありません。
そのひとつひとつがあなたになるのです。
あなたの物語はこれから始まります。
その物語があなたにとって最高に素晴らしいものとなるように今日、一日を過ごしてみてほしいと思います。