相手の想いも自分の想いも等しく尊重し、伝え合い、わかりあうアサーティブコミュニケーションであなたの問題解決をサポートします

小さな「自分に対する嘘」をやめる

体験セッションに参加された方からご感想を頂きましたので、紹介させていただきます。

 

セミナーと体験セッション後、不思議と心の中の雑音が減ってきた感じがしています。

具体的には

◎同居している実母の話を聞く時に、イライラしなくなった。

→以前は母の言動にいちいち引っ掛かりを覚え、うるさいなーと思うことが多かったのですが、最近は「今〇〇をしているから後でもいい?」と言えることが増えました。

自分は聞きたい気分じゃないのに、それが言えず、不機嫌な対応をすることで察してもらおうとしていたのかもしれません。

 
◎細かいことを報告してくる部下の話を、感謝して聴けるようになった。

→前は「そんなしょーもない報告をしてくるな、忙しいのに」と思うことがあり、自分の手を止められることに苛立ちを覚えていました。

今は報告はありがたいことなんだと捉えるようになり、改善策が立てられる・事故を未然に防げるなど、肯定的に思えることが増えました。

 
◎「引き寄せてる」と思うことが立て続けに起こった。

  • 懸賞に当たった(しかも購入したばかりの服と同額の商品券)
  • 違和感を覚え乗らずに見送った電車が事故で2時間も立ち往生
  • 気まずくなった友達と会うはずもない場所でバッタリ会って仲直りした
  •  
    などなど・・・日々「自分の選択や決断は正しいんだ」という感覚を味わっています。

     
    体験だけでもこんなに効果があることに驚いています。次回、直接お話しできることを楽しみにしています。
    *隔週土曜日のコミュニケーションセミナーも、いつも楽しく学んでいます^^

    (ご感想ここまで)

     
    仕事や恋愛・パートナーシップ、お金、子育てなど、あらゆる願いや悩みは人間関係の課題に行き着きます。

     
    そして多くの人が、“相手”を見て
    「どうしたら相手に、自分の思い通りの行動を取ってもらえるのか」

    「どうしたら相手から愛情やチャンス、お金など、有形・無形のものを与えてもらえるのか」

    「どうしたら相手に自分の気持ちをわかってもらえるのか」
    ということを一生懸命に考えるものです。

     
    ですが、相手にばかりフォーカスしてどうにかしようとする試みは、多くの場合、徒労に終わり、怒りや悲しみ、失望、無力感が残ります。

     
    もしも今、あなたがそのような状況にあるなら、相手との関係をどうこうしようとする前に「自分自身との関係」を本気で変えていく必要がある。自分自身との関係が変われば、他人との関係もひとりでに変わっていきます。

     
    その結果として、仕事やパートナーシップ、お金など、現実面も変化していくのです。

     

    自分についている嘘は、誰よりも自分が見ている

    自分自身とより良い関係を築く最も基本的で、かつ重要な取り組みは「自分に嘘をつくのをやめる」ことです。

     
    「お天道様が見ている」とよく言いますが、お天道様とは、自分自身でもある。自分が自分についている嘘は、すべて自分が見ているのです。

     
    他者との関係においても、嘘をつく相手を信頼したり好きになったり、尊敬することは難しい。それと同じで、自分に嘘をつき続けながら自分を信頼したり、自分を好きになったり、誇りを持って生きることは難しいのです。

     

  • 本当は言いたい言葉を飲みこむこと
  • 自分を貶めるような関わり方をしてくる相手にヘラヘラすること
  • 自分のうちにある課題から目をそらすために、別の何かをやろうとすること
  • やりたいことやチャレンジしたいことを、何か理由をつけて諦めること
  • 好きでもない相手との関係を維持するために頑張ったり、我慢すること
  • 違和感を放置しておくこと

     
    これらは全部、自分についている嘘です。

     
    自分に嘘がない人はその分ストレスも少ないので、他人に対しても余裕があり優しく、安定感があります。そのような人の周りには自然に人が集まるので、さまざまな豊かさを受け取る機会もおのずと増えていくのです。

     

    今の自分には「もう嘘は必要ない」と認める

    ではなぜ、そもそも人は自分に嘘をつくのか。

     
    それは、嘘をつかなければ自分を守ることができなかった、過去の体験があるからです。その場面では実際に、自分に嘘をつくことが役に立っていたのだと思います。

     
    だけど、今はもうそれは必要がないこと。嘘をついて自分を守ることをやめたとき、もしも自分を傷つけるような何かが起きても、今の自分にはそれを乗り越える力がある。それを認め、自分に対して行動で示すことが人生を変えていく力になります。

     
    ※ただし、嘘を使わなければ自分の安全が守れない状況にある人もいると思います。そのような場合は「主体的な選択として」嘘を使ってください(嘘も方便)

     
    今まで自分に嘘をつき続けてきた人がそれをやめるのは、とても怖いと感じるし勇気がいると思います。だから、いきなり100%全部をやめなくてもいい。ほんの些細なことのように見えることから始めてもいい。

     
    その小さな一歩が、人生を変える扉になります。一歩を踏み出す勇気を持った人だけに見える扉です。

     
    僕がセッションでやっていることは、本質的には「自分に嘘をつくのをやめる」、その背中を押すことなのだと思います。