5月に発売した著書「LGBTQの働き方をケアする本」を、様々な媒体で取り上げて頂いています。
スミセイベストブックの選書委員は
神永学さん、津村記久子さん、村松友視さん、土井善晴さん、群ようこさん、唯川恵さんという錚々たる顔ぶれ。
(土井さんは料理研究家、他の皆さんは作家)
またflierにも同じく選書委員会があり、年間で掲載されるのは365冊だそうです。
毎年7万5千冊の新刊が出版される中で、選書いただき、大変光栄です。
目標達成を考える上でもっとも重要なのは、「目標(ゴール)を明確にする」こと。そもそもゴールが明らかにならなければ、そこに向かうルートもわかりませんから当然っちゃ当然です。
ですが僕の体感的には、世の中の7割の人は目標(ゴール)設定がうまくできていないと感じます。
なお、
「〜の悩みがなくなる」
「〜の問題を解決する」
といった目標(ゴール)設定の仕方は不適切です。
それは「今おかれている状況から抜け出したい」というモチベーションで走り出すことを意味するので
早晩、このような悩みに直面することになります。
そのため、取り組みのエネルギーは下がり結果も出ず、自分を責めることでさらに自らのエネルギーを奪い、挫折してしまうのです。
目標(ゴール)設定においては
「ほしくないもの、避けたいこと」
ではなく、
「ほしいもの、得たいこと」
を明らかにする必要があります。
例えば、「今の仕事が嫌だ」ではなく、
「どのような働き方をしたいのか」
「どのような結果を出したいのか」
「どのような感情や感覚を感じたいのか」
「なぜ、そう思うのか」
「それは、なんのため・誰のためか」
を明らかにするということです。
だけど、これがわからない。見つからない。頭で考えた「それっぽい答え」はあっても衝き動かされない。目標を見つけるためのセミナーやビジネス書で「これだ!」という答えが見つかり、瞬間的にはテンションが上がっても持続しない。
そしてさらに、目標を見つけるためのセッションやセミナー、ビジネス書をジプシーする。
いつしか、「目標を見つけることが目標」というおかしな状態に・・・
そんな人も少なくありません。
目標(避けたいことではなく、ほしいもの)を考えるのは、筋トレと同じ。「避けたいこと」を考える筋肉は日常的によく動かしているので、すぐに・自動的に・簡単に思い出すことができます。
いっぽうで「ほしいもの・実現したいこと」を考える筋肉は使い慣れていないため、動かそうとしても思うように動かない。ですが、そのような人でもトレーニングを継続することで、少しずつ動かせるようになっていきます。
ただし、「目標を見つけることが目標」というズレた目標を持ち続けながらセミナーやセッションジプシーを続けることは、トレーニングではなく思考停止です。そんなものに参加しなくても“自宅トレ”で見つけることができます。
やり方は、ノートを1冊用意して「5年後・3年後・1年後・半年後の目標(どうなっていたいか、何を実現していたいか)」を箇条書きで書き出す。これを毎朝、朝一番の習慣にすることです。
ポイントは、
この3点です。
「昨日までの私の目標はこれだったから今日もそうだろう」と漫然と同じ目標を書き続けても、トレーニングになりません。昨日までの答えはいったん忘れて、毎朝、今この瞬間の答えを自分の内側から導くことに集中します。
まずは1ヶ月、毎朝10分だけ早起きして継続してみてください。目標設定の精度、しっくり感が少しずつ高まっていくのを感じられるはずです。