デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

毎朝、「覚悟を示す行動」を自分に宣言する

歴史上の偉人の中でも、特に僕が大好きな人物の一人が幕末の志士、高杉晋作です。

 

高杉は長州藩に反旗を翻しクーデターを成功させ、明治維新の立役者となった人物。このクーデターは、保守派が実権を握っていた長州藩において、高杉ら改革派の仲間が相次いで処刑されたり、自殺者も出るなど絶望的な状況の中、実行されたものです。

 

その時、改革派の人々は誰もが諦めていた。

 

高杉が決起を呼びかけても賛同する者はおらず唯一、味方についたのが伊藤博文。伊藤が率いる力士隊を中心にたった84名の兵力で、高杉らは3,000名の兵を持つ長州藩にクーデターを起こしたのです。

 

失敗すれば、命がない。

 

これを歴史上の物語としてではなく、リアルに自分に置き換えて想像してみてください。いかに絶望的な状況だったか。そんな、誰もが諦めていた絶望の中で、高杉だけは諦めなかった。

 

結果、高杉はクーデターを成功させ明治維新の立役者として後世に名を残したのです。

 

高杉は、後輩の田中光顕に対して

死地に入り難局に処しても、困ったという一言だけは断じて言うなかれ

と語ったというエピソードが残されています。

 

これは、高杉自身が父親から口やかましく教育されていたことでした。

 

「困った」という言葉を口にすれば人はそこで思考停止し、心のスキマに言い訳や逃げ道を用意してしまう。それを、高杉の父や高杉自身が、痛いほどよくわかっていたということなのだと思います。

 

達成しない選択肢を完全に捨て去っているか

目標を立てる時、
「うまくいかなかったらどうしよう」
「自分には無理かもしれない」
という不安や言い訳が湧いてくることがあります。

 

それは「達成しない選択肢を手元に残している」時でもある。

 

人は無意識に現状維持をしたがるものですから、達成しない選択肢をわずかにでも残していれば、そちらに流れてしまうものです。

 

つまり、目標が達成できるかどうかは「達成しない選択肢を完全に捨て去っているかどうか」で決まるとも言えます。

 

「覚悟を示す行動」を自分に宣言する

では、どうすれば「達成しない選択肢を完全に捨て去る」ことができるのか。そのために役立つのが、毎朝、「達成する覚悟を示す行動」を自分に宣言することです。

 

やり方は、毎朝、ノートに
「5年後・3年後・1年後・半年後の目標(どうなっていたいか、何を実現していたいか)」を箇条書きで書き出す。

 

これに加えて、「この目標を達成する覚悟を私自身に示す行動として、今日これをやります」という宣言を書き出します。

 

内容は

・何をやらない(やめる)のか
・どのような習慣やマイルールを作るのか
・今までやったことのない、
どのような挑戦や選択をするのか
・今日、会う人とどのように関わるのか
・通勤や家事などの
“隙間時間”に何をして過ごすか
・何を学ぶのか

等です。

 

数は多くなくてもよく、1つでも、2つでも大丈夫です。また、何かハードルの高い大袈裟なことをする必要もありません。ほんの少しの勇気、ほんの少しのいつもと違う意識づけ、それによって「行動が変わること」に意味があります。

 
このアクションプランを自分に宣言し、自分に対する覚悟の証明として行動に移すのです。毎日続けることで「達成しない選択肢を完全に捨て去る」という感覚が育っていきます。

 

ただし「覚悟を示す行動」とは、心や体を壊すような無理をすることとは違いますので注意してください。

 

もしもあなたが、今までずっと自分を削るような頑張り方を続けてきて、それでも実を結んでいないのであれば

「自分の本音に耳を傾ける覚悟」

「ありのままの自分を受け入れて、その自分として生きていく覚悟」

が必要な時期かもしれません。

 

ここは、丁寧に見極めてください。

 

覚悟を決めて生きている人に会う

「達成しない選択肢を完全に捨て去る」ためには、覚悟を決めて生きている人に会うことも、自分を“発火”させてくれます。それは、特別な成功者のように見える人とは限りません。

 

例えば、子どもを守り育てていくために寝る間を惜しんで働く親御さんなどからも、その覚悟を学ぶことができます。これはもちろん、寝る間を惜しんで働くことを推奨しているのではありません。ただ、そのように覚悟を決めて、必死で生きている人の姿に触れることで「自分もまだやれることがある」と気づくことができます。

 

身近にそのような人がいなければ、歴史を学ぶのも良いでしょう。