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物語の始まりを大切にすると、物語そのものを変えることができる

いのちのはじまり

 
映画「いのちのはじまり」を観てきました。この映画は世界中の子育てのドキュメンタリーですが、一番印象深かったのは、元ドラッグ中毒患者で12人の子を持つ母親のインタビュー。彼女は「もっと良い母親になりたい」と言うことを何度も何度も口にしていました。
 
僕は児童相談所で働いていた頃、虐待する親、ダメ親のレッテルを貼られた人に沢山出会いました。そのような人たちほど「良い親になりたい」という想いを切実に持っていたように思います。彼らに強烈に振り回されながらも心の奥で安心感を感じていたのは、当時の僕自身の中にあった欠乏感が反応していたからだとも思います。
 
そして今、振り返って彼らの姿を思い浮かべた時「虐待する役割という体験を選んだ」その存在に美しさを感じたりもします。「より良く生きたい」「幸せになりたい」という人の根源的な願いに愛おしさを感じたりもします。
 
映画の中で、子育ての重要性のメタファーとして「物語の始まりを大切にすると、物語そのものを変えることができる」という言葉がありました。
 
物語の始まりとは人生の始まり(幼少期)であると同時に、すべての人にとり、物語の始まりは常に”今”にあります。
 
「過去にどんな生き方をしてきたか」は幻想でしかなく、今を大切にすることで新しい物語を創る。そのサポートをするのが僕の役割なのだと、改めて想い出させてもらいました。