「何をやってもうまくいかない」
「がんばってるのに、なんでうまくいかないんだろう」
そんな行き詰まりを感じてしまうことはありませんか?
そもそも、がんばることと、うまくいくことに絶対的な因果関係はありませんが、がんばってもがんばってもうまくいかないと、希望が見えなくなる時もあります。
こんな時に現実を動かしていく根本的な問いかけは「どうしてわざわざ、うまくいかない状態を創っていたのか?」です。
「そんな、わざわざ好きこのんでうまくいってないわけじゃない!」
そう感じる人も多いと思いますが、潜在意識と現実の関係性から見てみると、潜在意識は自分にメリットがあるから「うまくいかない」現実を創っているのです。
「何をやってもうまくいかない」その原因は、潜在意識に隠れているのかもしれません。
逆に言えば、潜在意識にある課題を適切に解消すると、「がんばらなくてもうまくいく」世界を目の前に展開させていくことも可能です。
「何をやってもうまくいかない」時の潜在意識にある原因には、次のようなものがあります。
ご自身に当てはめて考えてみてください。
何をやってもうまくいかない時のひとつの要因として顕在意識と潜在意識にある想いが逆方向を向いているケースがあります。
(顕在意識) (潜在意識にある想い)
昇進したい → 管理職になって責任を負いたくない
ビジネスをうまくいかせたい → 人に会うのが好きでない
赤ちゃんが欲しい → 出産したら、今までのキャリアを手放さないといけない
このような「顕在意識と潜在意識にある想いが逆方向を向いているケース」を二重拘束(ダブルバインド)状態と呼びます。
言わば「顕在意識と潜在意識が綱引きしている状態」で、脳がどちらの想いを現実化させれば良いかわからずフリーズしてしまっているような状態です。
何かの願いや目標を持つとき、私たちは、その難易度や自分の努力・能力・運などによって、達成できるかどうかが決まると考えがちです。
そして実際のところ重要なことは、その願いや目標にある想いです。「なんのためにそれを叶えたいのか?」ということです。
その願いや目標が”恐れ”や”欠乏”に動機付けられている場合、その願いや目標は達成されにくくなります。
「貧乏は嫌だからお金が欲しい」
「孤独になりたくないから結婚したい」
「死ぬのが嫌だから病気を治したい」
もし、あなたの願いが恐れや欠乏に動機づけられているのであれば、「◯◯のために◯◯をする」というように、その願いに目的を付け替えておくことが重要です。
「本当は手段にすぎないものを、目的にしている」ケースも、願いや目標が達成されにくくなります。
・「夢は年収1,000万円稼ぐことです」→お金は何かを達成するための手段に過ぎないのに、それが目的になっている
・「目標は健康でいることです」→健康でいることは手段に過ぎないのに、それが目的になっている
お金や健康は本当の目的ではありません。その手段を手にすることで、その奥で何を求めているのか?を明確にしておくことが重要です。
(その奥で求めていることが、恐れからではなく、目的に動機づけられていることが重要)
目の前の現実は、潜在意識下にある自己イメージや信じこみを証明・強化するように創られます。
もし、あなたが「私はダメな人」という自己イメージを持っていた場合、潜在意識は、あなたが「私はダメな人」と想い続けられるような現実を創ります。
もし、あなたが 「世の中、うまくいかない」という信じ込みを持っていた場合、潜在意識は、あなたが 「世の中、うまくいかない」と想い続けられるような現実を創ります。
つまり、現実でうまくいかないことが起こるから「私はダメな人」「世の中、うまくいかない」と言う信じ込みを持ってしまうのではないということです。
あなたの潜在意識で、「私はダメな人」「世の中、うまくいかない」という信じ込みを持っているから、それを投影した現実が創られているということです。
つまり、”「何をやってもうまくいかない」世界を創っていたのは自分自身(自分の潜在意識)であること”に気づくことが重要だということです。
「潜在意識下にある想い」に気づき、適切に処置をすることで、願いや目標を自在に叶える現実を創り出していくことが可能になります。