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【潜在意識・体験談】人間関係がうまくいかない時の潜在意識にある根本原因と現実を変える方法

執筆者:出口稀一
トランスフォーメショナル・コーチ®、心理アドバイザー


「人間関係がうまくいかない」という悩み。私も長い間、この悩みを持ち続けていました。

ほか人は、なんて軽やかに、無邪気に人と付き合って生きているんだろうと(笑)

「人間関係がうまくいかない」悩みを解決するために、私たちは様々な努力をします。

その努力は往々にして「転職して人間関係を変える」とか「雑談スキルを高める本を読む」など、環境や行動を変えることにフォーカスしがちです。しかしそのような表面的な努力ではうまくいきにくいもの。

たとえ一時的にうまくいったとしても「今はみんないい人だけど、そのうち本性を現して、また嫌な思いをするんじゃないかな・・」などの不安がわいてくるかもしれません。

「人間関係がうまくいかない」悩みを根本的に解決するには、表面化している行動や思考ではなく、潜在意識下にある自己認識(セルフイメージ:自分で自分のことをどういう人だと思っているか?)や思考パターンに気づくことが重要です。

この記事の目次

第1章 《事例》「人間関係がうまくいかない」悩みが潜在意識の変化によって解決した事例
1-1 事例:会社を円満退社したケース
1-2 事例:オノヨーコさんの話
第2章 潜在意識が人間関係にどのように影響するのか
2-1 今の人間関係は、潜在意識にある記憶から創られる
2-2 私たちは、潜在意識にあるフィルターを通して世界を見ている
2-3 潜在意識の目的は現状維持
2-4 参考:ニューロ・ロジカル・レベルから人間関係の悩みを見てみよう
第3章 人間関係がうまくいかない人によくある思考・行動パターン
3-1 自分の思いよりも他者優先
3-2 事実をそのままに受け取らず解釈をつけている
第4章 自分原因で考えると本質にたどり着ける
4-1 自分を責めずに、自分原因で考える
4-2 ネガティブ感情は気づきのチャンス
第5章 ゆるしが起こると、現実が動く
5-1 オノヨーコさんの話の背景で何が起きていたのか?
5-2 人間関係の悩みは、潜在意識の信じこみに気づくためのギフト

さいごに:人間関係に悩む現実を変えていきたい方へ

 

第1章 《事例》「人間関係がうまくいかない」悩みが潜在意識の変化によって解決した事例

まずはじめに「潜在意識が変わると人間関係も変わる」ことを私たちに教えてくれる事例を2つ、ご紹介します。1つは私自身の体験談であり、もう1つはジョン・レノンの奥さん、オノヨーコさんの話です。
 

事例:どんなに頼んでもやめさせてもらえなかった会社を円満退社した私のケース

私が以前、会社員をしていた頃の話です。その会社は「お前はザコ」などの言葉で毎日のように人格否定される会社で、休みも少なく、残業代も出ない会社でした。

精神的にも身体的にも毎日が苦しく、このままでは限界だと社長に何度も退職の希望を伝えましたが、やめさせてくれませんでした。

「なんでこんなに人生が辛いのだろう」

そんな時期に私は、今の心理技術の師・梯谷幸司さんに出会い、潜在意識について学びを深めていきました。そして今の現実は、自分の潜在意識にあるものがそのまま映し出された結果であることを理解しました。つまり「お前はザコ」と人格否定を”させていた”のは、私が潜在意識で「自分はザコだ」と思い、自分自身を否定していたからだったのです。この気づきは衝撃的でした。

この気づきを得て、私は「自分はザコだ」という自己認識(セルフイメージ)を変えることに集中していきました。

参考記事:【2018年最新版】セルフイメージを高める言葉と行動とは|セルフイメージを書き換えるコツとは

すると、あれほど毎日「やめたい」と思っていた会社をやめたい想いが薄れていきました。社長から責められる環境そのものは変わっていないのに、それほど気にならなくなり「優秀な社長から沢山のことを学べるし、成長しながら給料をもらえる有難い環境だ」と感謝の想いがわいてきたのです。

また同時に、自分を変化させてくれた心理技術に興味を持ち始め、もともと相談員としてのキャリアも長かったこともあり、将来はこの心理技術を身につけ、同じような悩みを抱える方のサポートをしたいという想いも芽生えていました。

そんなある日、社長が全社員を集めて「みんなは、これからどうしていきたいんだ?」と将来のビジョンを尋ねたのです。私は正直に自分の想いを伝えました。すると「わかった。お前がちゃんとビジョンがあるなら、やめてもいい。ちゃんと引き継ぎはしていってくれよな」とあっさりと退職を了承してくれたのです。

あれほど「やめたい」と言っていた時はやめられなかったのに、「やめなくてもいいかな」「この環境もありがたい」という想いがわいてきた途端に退職が決まった。当時は不思議に思っていましたが、潜在意識について理解が深まった今では、このできごとが偶然に起きたものではないことがわかります。
 

事例:オノ・ヨーコさんの話

「潜在意識が変わると人間関係も変わる」もう一つの事例として、ひすいこたろうさんのブログに紹介されていたオノヨーコさんの話をご紹介します。

ジョンレノンが亡くなってから、オノヨーコさんは悲しみにくれる毎日を送っていました。さらに追い討ちをかけるように、オノヨーコさんは猛烈な誹謗中傷や嫌がらせを受けたそうです。

「このままでは自分も息子もだめになってしまう・・・」

そんな追い詰められた状況で彼女が始めたのが「Bless(祝福)」でした。夜、眠りにつく前に、浮かんだ名前にひとりずつ祝福を送ったのです。不思議だったのが、その時に浮かんでくるのは、誹謗中傷や嫌がらせをしてきた人ばかり。

「なんでこんな嫌な人たちばかり祝福してるんだろう」と想いながらも、彼女はBlessを続けました。

1週間ほど続けていると、嫌がらせをしてきた人たちへの恨みが薄れてくるのを感じました。すると不思議なことに、嫌がらせをしていた人たちが忙しくなったりして、オノヨーコさんから次第に遠ざかっていったそうです。
 

第2章 潜在意識が人間関係にどのように影響するのか

今の人間関係は、潜在意識にある記憶から創られる

この2つの事例はいずれも、潜在意識が変化した結果、人間関係が現実的に変化していったケースです。なぜこのようなことが起きたのか?については第6章で解説します。

その前に、この章では「人間関係がうまくいかない」という悩みを含め、私たちが現実を見て「問題だ」と感じるとき、何が原因でそうさせているのか?について見ていきます。

ふだん私たちは、目の前の出来事を「ありのままに」見ていると思っていますが、実はそうではありません。無自覚でいると、ものごとをありのままに見るのはとても難しいのです。なぜなら、目の前の出来事から情報刺激を受け取ると、それをもとに関連する過去の記憶を自動的に呼び起こす機能が私たちにあるからです。

ひとつ事例をあげると、たとえば長男や長女などの方で、弟や妹が生まれた時に「母親の関心が自分から離れた」と感じる体験をした人がいます。

お母さんに甘えたいのに、お母さんは弟・妹につきっきり。そんなお母さんの姿を、少し離れた場所から見ている記憶。その記憶に「私は愛されない人だ」という解釈をつけてしまうことがあります。すると、その記憶と解釈が潜在意識に保存され、人生全般にわたり影響を与えていくのです。
 

私たちは、潜在意識にあるフィルターを通して世界を見ている

「記憶と解釈」が潜在意識に保存されると、それは心理的な【前提※】となり、その人が世界を見る時のフィルターのような働きをします。

※心理的な前提とは「自分自身をどういう人だと思っているか(セルフイメージ)」と「世界をどのような場所だと思っているか(世界観)」のことです。

先ほどのケースだと「私は愛されない人」というフィルターを通して、人と会ったり、思考したり、感情を味わったりすることになります。すると、目の前の出来事がすべて「私は愛されていない」ことの証明に見えてしまうのです。

私たちが人生において「私はいつもそうだ」「世の中やっぱりそうだ」と思う出来事が人生でくり返し起こるのは、潜在意識に保存されたフィルターを通して自分と世界を見ているからです。

「人間関係がうまくいかない」悩みの根本原因は、多くの場合、幼少期の親子関係の記憶に関係しています。「人間関係がうまくいかない」悩みは、私たちが今、目の前の相手ではなく、過去を見ているために起きているとも言えるのです。
 

潜在意識の目的は現状維持

潜在意識について説明するとき、意識全体は海に浮かぶ氷山に例えられることがあります。海面から上に出て、見えている部分が顕在意識(けんざい・いしき)、海面から下に沈んで見えない部分が潜在意識です。

「氷山の一角」という言葉があるように、海面より上の見えている部分は、氷山全体のほんの一部。海面下に隠れている見えない部分が圧倒的に大きいのです。顕在意識と潜在意識も同様で、その比率は、自分で見えている顕在意識は全体の10%以下、自分では見えない潜在意識は90%以上とも言われます。

私たちの意識は、意図したものを現実化する強烈なパワーがありますが、この90%以上を占める潜在意識にあるセルフイメージが現実を創るのです。

さらにもうひとつ重要なことは「潜在意識の最大の目的は、現状維持」ということ。たとえどんなに現状が不快なものであっても、潜在意識は現状維持が安全だと判断します。そのため潜在意識は「今のセルフイメージや前提を、そのまま維持できるような現実を創る」よう働くのです。

つまり「私は愛されない人」というセルフイメージが潜在意識にあると、「私は愛されない人」と思い続けられる現実(=愛されない現実)を潜在意識は創り続けます。

参考記事:【2018年最新版】セルフイメージを高める言葉と行動とは|セルフイメージを書き換えるコツとは
 

参考:ニューロ・ロジカル・レベルから人間関係の悩みを見てみよう

「人間関係がうまくいかない」悩みは、NLP(神経言語プログラミング)の枠組みを使って考えることも参考になります。ちょっとだけカタカナ語が多くなりますが、シンプルでとても役に立つ考え方です。

下記の図は、ニューロ・ロジカル・レベルといって、人間の意識を5つのレベルに階層化したものです。

人間関係がうまくいかない原因をニューロロジカルレベルで考える

この図のポイントは、次の2点。

  • それぞれの階層が現実に影響するが、より上位の層が、より強力に現実に影響する
  • それぞれの階層は互いに影響しあうが、上位の層が、より強力に下位の層に対して影響する

つまり、この図からも、自己イメージ(私ってこういう人)、信念や価値観(世の中ってこういうもの)という想いが、現実に対してもっとも強く影響することがわかります。

※スピリチュアル(生きる目的)は、とても重要な概念になりますので、また別記事で改めて解説します。

たとえば「人間関係がうまくいかない」という悩みをニューロ・ロジカル・レベルで階層別に見てみると、次のような状態になっているケースがあります。

(1)自己イメージ:「私は愛されない人」
(2)信念・価値観:「人は私を愛してくれない」
(3)戦略:「愛されるために、自分の想いより”人からどう思われるか?”を優先する」
(4)行動:「自分の思ったことが言えない・言わない」
(5)環境:「人と安心した関係性が築けない」

「これ、そのまんま私のことだ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

この場合「人間関係がうまくいかない」悩みにもっとも影響しているのは「私は愛されない人」というセルフイメージです。「転職する」とか「雑談テクニックの本を読む」などの戦略や行動レベルから変化を創ろうとしても、このセルフイメージが変わらなければ、人間関係の悩みも解消していきにくいことがわかります。

第3章 人間関係がうまくいかない人によくある思考・行動パターン

潜在意識で起きていることをさらに詳しくみていきましょう。私たちは潜在意識下に、思考や行動のパターンを持っています。このパターンは、前提(セルフイメージや世界観)に影響を受けます。

人間関係に悩む人には、共通して見られる思考・行動パターンがあります。この思考・行動パターンを変化させることで人間関係がうまくいかない現実を変えていくこともできます。
 

自分の想いよりも他者優先

人間関係がうまくいかない悩みを持つ人に共通する思考・行動パターンのひとつは「自分の想いよりも他者優先」というパターンです。

「自分の想いよりも他者優先」の思考・行動パターンの人は、自分の本当の想いより、下記のことを大切にします。

  • 人に好かれること・嫌われないこと
  • 人から評価されること
  • 世間一般的に正しいとされること
  • 人との比較で勝つこと

「自分の想いよりも他者優先」パターンの人は、常に人の目を気にして振り回されるため疲れやすく、「人間関係がうまくいかない」悩みを抱えます。

いっぽう人間関係に葛藤の少ない人は「他人からどう見られようと、私はこう思う!私はこうしたい!」を物事の基準にします。

このような「自分の想い優先」パターンの人は、他人の評価に振りまわされることがなく、批判してくる人がいたとしても「他人からの評価と、自分自身とは別の話」と切り分けることができます。また、他者の評価を気にすることに力を奪われないので、理想を実現するためにパワーを使うことができます。

「人間関係がうまくいかない」悩みを抱える人は、この「他者優先」パターンを「自分の想い優先」パターンに変えていくことがポイントになります。

「それはわかるけど、いきなりは難しいよ・・・」という人も多いと思いますので、ひとつの方法をお伝えします。

自分の想いよりも他者優先になり、人間関係がうまくいかないと感じたとき、次のような言葉をつぶやいてみてください。次第にあなたの中のパターンがひっくり返っていきます。

他者優先から自分の想い優先にパターンを変えるアファメーション
「誰かから嫌われている」「誰かから評価されていない」と感じた時に、その都度、こうつぶやいてみる。
「その人の意見や評価と、私自身とは別の話だ」

この切り分けは非常に重要です。人間関係がうまくいかないと感じた時、その都度、他人からの評価と自分自身とを切り分けることで、次第に自分の想いを大切にする思考パターンに切り替えていきましょう。

※他人からの評価と自分自身が切り分けられないと、アトピーなど皮膚の疾患が出やすくなることがあります。
 

事実をそのままに受け取らず解釈をつけている

「人間関係がうまくいかない」悩みは出来事に解釈をつけているために起きている面もあります。

例えば、友達を食事に誘って断られたり、メールを送って返信がないとなどの時「私は嫌われている」「バカにされている」と感じる人もいます。しかしこれらは解釈であって、事実ではありません。

人間関係に悩まない人は出来事を単なる情報として受け取ります。不要な解釈をつけません。

「人は私を嫌う」「私は人からバカにされる」というフィルターをつけて世界を見る人は、「人は私を嫌う」「私は人からバカにされる」と言う現実を何度も体験するのは、事実を事実として受け取らない思考パターンのためです。

「人間関係がうまくいかない」と悩む時、その解釈から自由になるために、次の言葉を自分に問いかけてみましょう。

人間関係がうまくいかないと感じたとき、解釈から自由になる言葉

  • 「目の前の単なる出来事に、解釈をつけていないだろうか?」
  • 「その解釈は、事実だろうか?」

「人間関係がうまくいかない」と感じたらその都度、この言葉を自分に投げかけていると、自分の中の解釈に少しずつヒビが入ってきます。やがて「な〜んだ、自分の信じこみが現実を作っていただけなんだな」という気づきがやってくるでしょう。
 

第4章 自分原因で考えると本質にたどり着ける

人間関係がうまくいかない時、私たちは、環境や他者を責めたくなるものです。もちろん、そのような経験もひとつのプロセスであり、そう想うのは間違い、ということではありません。

しかし、人間関係がうまくいかない悩みを誰かのせいにして、被害者の立場を取り続ける限り、現実を変えるのは難しいのも事実です。なぜなら被害者の立場を取ることは「私は他者に影響を受けるために、自分の理想の人生を生きられない人」というセルフイメージを創るからです。そのセルフイメージでは、自分の人生を主体的にコントロールしていくことは困難となります。

自分の潜在意識が変わると、他者も環境も変えられます。つまり、人間関係がうまくいかない今の現実も、自分が意図して創っていたものなのです。これを引き受ける立場を取ると「自分でわざわざ創った現実だから、自分で変えることもできる」という前提が生まれます。私はこれを「被害者の立場を抜ける」ことと呼んでおり、人間関係の悩みを解消するためには欠かせない態度と考えています。

「私はどうして、わざわざ、人間関係がうまくいかない現実を創っていたのだろう?」と自分原因で自分に問いかけて初めて、今の現実を創っていたセルフイメージや信じこみに気づけます。被害者の立場で周囲を責め続けていても、潜在意識と現実を変容させていく気づきは起こりにくいのです。
 

自分原因で考えるとは、自分を責めることとは違う

ただしここで注意が必要なことは「自分原因で考える」ことは、「自分が悪い」と自分を責めることではなく、あるいは「他者に対する怒りは我慢するべき」ということではないことです。また、悪意ある他者の言動を正当化するものでもありません。

「自分原因で考える」とはあくまでも「自分の潜在意識にある、役に立たないセルフイメージや信じこみに気づくための態度」です。

自分を責める思考習慣の強い人は、回復のプロセスとして、他者に怒りを正しく向けることが必要な時期もあります。いずれにしても、自分を責める思考はなんの役にも立たないことを覚えておいてください。
 

ネガティブ感情は気づきのチャンス

人間関係がうまくいかないとき、人は怒りや苛立ちなどのネガティブな感情を感じます。一般的にこれらの感情は悪いもの、抑えなければならないものと考えられています。

しかし怒りや苛立ちは、役に立たないセルフイメージや信じこみの存在を教えてくれるアラートにすぎません。全ての感情に良いも悪いもないのです。怒りや苛立ちを感じる時とは、自分の潜在意識にある前提に気づくチャンスなのです。

自分に許していないことを平気でやっている人を見ると、人は怒りや苛立ちを感じます。(例えば、不倫をした有名人は大バッシングを受ける一方で、不倫ドラマが依然としてなくならないのはその典型です)

あるいは「あの人は私をバカにしている!」「あの人は失礼だ!」などの怒りは、「自分をもっと大切にしてほしい」という想いですが、それは、そもそも自分が自分を大切にしていないから生まれる想いです。自分のありのままを肯定し、尊重することができていないから、他者に補ってもらう必要が出てきて、それが叶わないとき、人は相手を悪者にして怒ります。

他人があなたをバカにしたり、失礼な態度をとってくるとき、それは、「自分で自分のことをバカにしてない?」「自分自身に対して失礼な扱いをしているよ!」と教えてくれているのです。
 

第5章 ゆるしが起こると、現実が動く

人間関係がうまくいかない悩みをきっかけにして、潜在意識に変容が起きた結果、現実が大きく動くことは珍しくありません。それは、冒頭にご紹介した私の事例、オノヨーコさんの事例もそうですし、私のコーチングを受けたクライアントさんからもそのような報告をいただいています。

それらの現象の背景を、潜在意識のレベルから見ていくと、実は共通したメカニズムが働いています。
 

現実が変わるとき、潜在意識では何が起きていたのか?

オノヨーコさんは、自分を攻撃した相手に対し「Bless(祝福)」を送りました。すると次第に相手を恨む感情が和らいでいき、その後、彼らが自分から離れていきました。

私のケースでは、「お前はザコだ」と人格否定される会社をずっと「やめたい、逃げたい」と思っていましたが、「その現実を創っていたのは自分の潜在意識だった」という気づきがありました。すると会社に対して、自分の役に立たないセルフイメージに気づく機会をくれたことに感謝が生まれ、あれほど逃げ出したかった会社に「もう少しここにいてもいいかな」と想えるようになった。すると、ある日、不思議ななりゆきで円満退社できることになったのです。

この2つの事例に共通するのは、意識レベルの変化です。

意識レベルとは、アメリカの精神医学博士デヴィッド・R・ホーキンズ氏の著書「パワーか、フォースか」で紹介されている理論で、ざっくり言うと、次のようになります。

  • 人には、17段階の意識のレベルがある
  • それぞれの意識のレベルに特徴的な感情や態度がある
  • 意識レベルが高いと、人は健康になり、ものごとがうまく運びやすい
  • 意識レベルが低いと、人は病気になりやすく、ものごとがうまく運びにくい

さらに重要なポイントは、「人は、自分より下の意識レベルの人としか一緒にいられない」ことです。なぜなら、自分より意識レベルが高い人と一緒にいると、潜在意識下で相対的に自分の意識レベルの低さを感じ、居心地が悪くなるからです。

上の2つのケースでは、オノヨーコさんや私の意識レベルが上昇したことにより、相手が潜在意識下で居心地の悪さを感じ、遠ざかっていったのです。

意識レベルが高い人に象徴的な態度とは、何に対しても否定せず、あるがままに受け容れることです。それは、自分を攻撃してくる人に対しても同じ。つまり、あらゆる人、あらゆる体験が存在することをゆるす態度であり、「あらゆる人や体験に良い・悪いはなく、必要があって私の人生に起きているだけ」という態度です。

※ただし「あるがままに受け入れる」とは、「我慢する」ことではありません。どうしようもなく辛いときは、その場から物理的に離れることを自分にゆるしてください。

オノヨーコさんはBlessすることによって、私はセルフイメージに気づくことで、自分を攻撃した相手やその体験をゆるしました。それによって意識レベルが上昇したため、意識レベルが一致しない相手が離れていったのです。

これを応用して、人間関係に悩んでいる人は、次のワークを実践してみてください。

人間関係の悩みを好転させていくためのワーク
(1)人間関係に悩むとき、その環境や相手に対して感謝できること、その体験から気づけることを、毎日5個、書き出す。
(2)これを1ヶ月〜3ヶ月続ける。
※ただし、相手が離れていくことを願ってこのワークをやると逆効果になります。

 

人間関係の悩みは、潜在意識の信じこみに気づくためのギフト

人間関係がうまくいかないと悩んでいたあなたは、もしかすると、その体験や自分の感情を「よくないもの」と決めていたかもしれません。

しかし、ここまでお伝えしたように、人間関係がうまくいかない時は、自分の潜在意識にあるセルフイメージや信じこみに気づくためのギフトと見ることもできます。この記事でお伝えした内容を何か一つでもお役立ていただき、あなたにとって理想の人間関係を実現していただけると嬉しく思います。
 

さいごに:人間関係に悩む現実を変えていきたい方へ

人間関係の悩みもふくめ、あらゆる悩みは潜在意識下にその根本原因があり、その根本原因にアプローチすることで現実を変えていくことができます。

こちらの記事や情報も参考になるかと思います。ぜひご活用ください。

参考記事:【2018年最新版】セルフイメージを高める言葉と行動とは
参考記事:居場所がないと感じる時、潜在意識では何が起きているのか?
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