デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

奇跡は本気の人にしか起こらない

目標達成や願望実現において「決めると叶う」ということがよく言われます。

しかし、この「決める」とは何か?いまいちピンとこない・・という方も多いかもしれません。

「決める」とは何か?をひとことで言うなら「実現する」以外の選択肢を捨てることです。

なぜ、「決めると叶う」のか?

願いや目標を語るとき、「でも、自信がないし・・・」「でも、できるかわからないし・・」と言っている時、それは「実現しない」選択肢を残している状態です。

「実現する」以外の選択肢を捨てた時、それは叶います。

逆に「実現しない」選択肢を残している時、「実現していない今の現実」がそのまま維持されます。なぜなら、潜在意識の最大の目的は現状維持であるため、「実現する」「実現しない」の両方の選択肢があると、実現していない現状を維持する方向に作用するからです。

その現状維持の状態から、今の延長線上にはない理想を実現するには、潜在意識に「私は本気で現実を変えていくよ?」ということをわからせる必要があります。

潜在意識に本気が伝わると、常識では考えられないような形でチャンスを運んできてくれることがあります。それを私たちは、奇跡と呼びます。奇跡は、本気の人にしか起こらないのです。

どんな願いでも100%叶う方法があります。

それは「実現するまでやる」ことです。

ということは、「決める」とは、「実現するまであきらめない」と自分と約束することです。

実現のプロセスや、実現後に起きる「避けたいこと」を引き受ける

本来、目標や願望というのは「当たり前に実現する」ものです。

しかし、多くの人々がそれを現実化させないのは、「実現しないメリット」が隠れているからです。目標を実現するプロセスや、実現した後に起こることが予期される「避けたいこと」があり、わざわざ実現させていないということです。

「決める」ことには、そのような「願望実現と同時に起きることが予期される”避けたいこと”を引き受ける」ことも含まれます。

「実現する」という意図と、「実現のプロセスや達成後に起こることを避けたい」という意図が同時に存在する時、それはアクセルとブレーキを同時に踏みこんでいる状態です。この時に「避けたいことを引き受ける」ことでブレーキが外れ、スーッと前に進み始めます。

人が「何かを避けたい」と恐るとき、潜在意識ではその「恐れている状態」がイメージされ、現実化されます。ところが、「避けたいことを引き受ける」ことで恐れがなくなり、結果的に現実化しないことはよくある話です。

またそもそも、その「避けたいと思っていたこと」すらも、ただの「役に立たない信じこみ」の産物で、起きたら起きたで対処すれば良いだけの話だったりするものです。

本気で実現するための行動を「毎日」とる

「自分の意識が変われば、行動しなくても成功できるでしょうか?」という質問を受けることがあります。答えは「No」です。

もちろん、その行動の奥にある、潜在意識レベルの前提や想いが重要にはなってくるのですが、最終的に現実を動かすのは行動です。

「流れに任せていればうまくいくと思うんです」という方もいらっしゃいます。私も目に見えない「流れ」はあると思いますし、その「流れ」に乗ることで思考の想像を超えるチャンスに出会えることもあります。

「じゃあ、そもそも、その”流れ”は誰が創るのでしょうか?」ということです。

「流れ」を創るのは自分自身の主体的な行動です。行動には大きな力があります。例えば「富士山の頂上に行きたい」と思う時、意識の力でテレポーテーションできる可能性もあるのかもしれませんが、今この瞬間から歩き始めた方が確実に到達すると思いませんか?

「理想を実現したい」と口で言っていても、「本気で実現するための行動を取っていない」ケースも少なくありません。例えば「起業することが目標です」という方で、では、具体的に何をやっていますか?とお尋ねすると、「妄想すると叶うと聞いたので、毎日イメージングをしています」という答えが返ってくるようなケースです。

これはまだ、ただの”妄想”の状態です。ここに行動が伴わなければ”妄想”のままで終わります。

その目標を、本気で実現させるための行動を取っていますか?ということです。それを今、この瞬間にやっていないとしたら、それは本気ではないと潜在意識には伝わります。

理想の実現のためには、本気で実現させるための行動を毎日とること。これを続けていると流れが起きてきます。

結局、心から本当に実現したいことだけが実現する

つまり、心から本当に実現したいことだけが実現するということです。

「誰かに認めてもらうため」「自分の欠乏感を埋めるため」という想いからの目標や願望は、本当の自分の想いではないので、実現しにくいものです。

その場合は、「どうして、誰かに認めてもらうことが必要だったのか?」「どうして、欠乏感を感じていたのか?」を完了させておくことが必要でしょう。

自分の中の不完了な想いが一つずつ外れていくと、「自分が心から実現したいことは何か?」の本当の答えに気づくことができます。
  
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