「自信がほしい」と思っている人や、「自信がない」と悩んでいる人は多いようです。
セッションに初めてきてくださる方の中にも、「自信がほしい」「自信がない」という方が時々いらっしゃるので、こう尋ねることもあります。
「じゃあそもそも、自信ってなんですか?何色?どれぐらいの大きさですか?」
「・・・・」
別に困らせようとしてるわけじゃないですよ(^^;
僕自身も、数年前までは「自信がほしい!自信があったらこんなことができるのにな〜」と思っていたので、気持ちはよくわかります。
ですが、自信という「ありもしないもの」を求めること自体が、悩みを創り出してしまうんです。
自信などというものはそもそも存在しません。
「自信がほしい」と言う人が求めている状態、あるいは「あの人は自信がありそう」に見える人というのは、
「自信というものを問題にしていない状態」
といった方が適切かもしれません。
うまく行っている人ほど、「自信がある」とか「自信がない」とか言うことを問題にしていないものです。
先日お会いしたある著名な女性コンサルタントさんも、「自信がどうこう言う人は、そもそも私のところに来ないようにビジネスを設計している。そんな人が来ても成果出せないから」とおっしゃってました。
で、重要なのはここからで
人が「自信がほしい」という時、その背景には自分にゆるしていないことがあるということ。
具体的には、
◎失敗することをゆるしていない
◎恥ずかしい思いをすることをゆるしていない
◎人からあれこれ言われることをゆるしていない
ということです。
逆に言えば、これらのことを自分にゆるしたら、「自信というものを問題にしていない状態」になります。
じゃあ、どうしたらゆるせるか?というと、
一度、思い切って、主体的にやってみることです。
◎一度、思い切って、主体的に失敗してみる。
◎一度、思い切って、主体的に恥ずかしいことをしてみる。
◎一度、思い切って、主体的に人からあれこれ言われてみる。
柔道の受け身の練習みたいなものです。
「こわい」と避けようとしていたものを、思い切って主体的にやり、大丈夫であることを体験して知っていくことです。
「自信がほしい」と思っている人がその人生を変えていくためには、
「できなくても、以外と大丈夫だな」
「失敗しても死ぬわけじゃない」
ということを体験によって知ること。
そして、
その結果や他人からの評価と、自分自身は別物だと切り分けることなんですね。
私のことをどうこう言ってくる人がいたとしても、それはその人の意見であって、私そのものとは別の話。
このチャレンジがうまくいかなかったとして、それはその結果であって、私そのものとは別の話。
このように切り分けることを自分にゆるすと、人生の自由度は格段に上がります。
「自信を問題にする」のはもうやめにしませんか?
そう決めて、思い切ってチャレンジしてみると、新しい世界にジャンプできます。