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「現状を抜け出したい」と思うのをやめる

「現状を抜け出したい」という想いから、何らかの行動や努力をしていませんか?

例えば、

  • 恋人がいない現実から抜けたい
  • 人間関係で悩んでいる現実から抜けたい
  • ビジネスがうまくいっていない現実から抜けたい
  • 病気で苦しむ現実から抜けたい

などの悩みなどがそれに当たります。

私たちは、このような悩みに直面した時、行動や環境を変えることで解決しようとしますが、実は、「今の現状から抜け出したい」と努力することが、逆に、願望の実現を遠ざけてしまうこともあります。

※もちろん、短期的に現実的な対処が必要な場面もあります。病気になったらまず病院に行くのが先決ですし、会社がもうどうしようもなく辛いのなら、辞める決断も大切なことです。
 

何かを得てから幸せになるのではなく、今幸せになる

まず基本として理解しておきたいのは、「潜在意識は現状維持したがる」ということです。

もう少し詳しくいうと、「潜在意識は、今の”心理的な前提”を現状維持するための現実を創る」ということになります。

この”心理的な前提”とは、「私は〜な人」というセルフイメージ(自己認識)や、「世の中ってこういうもの」「人生ってこういうもの」などの世界観のことです。
  
参考:「心理的な前提」が現実化していく流れ

例えば、「私は孤独」というセルフイメージを持っていると、潜在意識は、「私は孤独」というセルフイメージを維持し続けるための現実を創ろうとします。(=孤独感を感じ続ける現実を創り続ける)

なぜ、潜在意識は現状維持したがるのか?というと、今の前提がどんなに不快なものであっても、潜在意識にとっては変化しない事がが安全だからなんですね。

この基本を理解すると、「では、どうすれば理想的な現実を創っていくことができるのか?」という問いの答えは、「今、幸せになる」ことだとわかります。

「現実的に何かを得てから幸せになるのではなく、今、目の前の現実はそのままで、幸せになる」ということです。

「私は今、幸せだ」という前提が育ってくると、今度は潜在意識は、「私は今、幸せだ」という前提を維持するための現実を作り始めます。すると結果的に、幸せな状態が”後追いで”現実化していくのです。現実は常に、前提の変化のあとに動いていきます。
 

認識の仕方を変えると、今幸せになることができる

今まで「よくない」と決めていた目の前の現実はそのままで、今、幸せになるということ。

それは、目の前に起きている現実に対する認識の仕方を変えて、「今、すでに私は幸せだった」「今、すでに私は豊かだった」「今、すでに私は愛されていた」と気づくことです。

  • 欠乏ではなく、在るものにフォーカスする
  • 「相対性」の視点からものごとを見る
  • 「生きる目的」の視点からものごとを見る
  • 意識レベルをあげてものごとを見る

などのポイントを意識することによって、認識を変えていくことは可能です。

これらのポイントについては、またこのブログやワークショップなどでお伝えしていきたいと思いますが、すべての出発点は、今の現状がよくないものと決めるのをやめることだと、覚えておいてください。