デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

後悔する人、しない人の思考パターンの違いとは?

人生において重要な選択をするときに「もしも選択に失敗したら後悔しそうで、なかなか決断できない」というご相談をお受けすることがあります。

 

そのような方は「何を選ぶか?」という選択そのものが最重要だと考えていたりします。選択の正解 or 不正解で全てが決まってしまうため、決断する勇気が持てないというわけですね。

 

一方で、うまくいく人ほど決断スピードは早いもの。それは彼らが失敗や後悔を恐れていないということではなく(たまにそんな人もいますが)、「何を選ぶか?」という選択そのものはさほど重要ではないと知っているからなのです。

 

「何を選ぶか?」よりも重要なこと

たとえば起業するために会社を辞めるかどうか?という選択を迫られたとき。

 

このとき会社をやめて数年後によかったと思えている人は、会社に残っていても数年後、よかったと思えている可能性が高い。逆に会社を辞めて数年後に後悔している人は、会社に残っていても数年後、同じように後悔している可能性が高いです。

 

つまり、どちらを選んだとしても後悔する人はするし、しない人はしない、ということ。

 

これはなぜかというと「過去の選択に対する捉え方」や「結果」にもっとも影響を与えるのは、選択そのものではなく、その人の思考パターンだからです。

 

自分が選択したことに対して後悔しやすい人、そして結果的にもうまくいきにくい人は

・未来よりも過去にフォーカスする
・状況に対して受け身である
・ものごとを「良い・悪い」とジャッジする傾向が強い

などの思考パターンの共通点があります。

 

このような思考パターンでいると、もしも選択の後に好ましくない状況に陥ることがあると「あの時、別の選択肢を選んでいれば・・・」とくよくよ悩んでしまいやすくなります。すると状況に対して主体的に働きかけて、好ましい結果を作り出すパワーも生まれにくくなるのですね。

 

それに対して、自分の選択に対して「正解だった」ととらえられる人、そして結果的にもうまくいきやすい人は

・過去よりも未来にフォーカスする
・状況に対して主体的である
・一見、ネガティブに見えることにもポジティブな側面を見出そうとする

こういった思考パターンの共通点があります。

 

このような思考パターンでいると、もしも選択の後に好ましくない状況に陥ることがあっても「じゃあ今これからどうするか?」「今のピンチをチャンスに変えることはできないか?」と未来思考で考えることができます。そして、今おかれている状況で自分にできることを探し、あきらめずに動いていくことができるため長期的にはうまくいきやすいのですね。

 

選択そのものは重要でないとすれば、「何を選ぶか?」に悩み続けて決断を先送りするよりは、本音で選びたい方をさっさと選んで動いたほうが良いかなあと個人的には考えています。早いことが必ずしも正義ではありませんが、人生は有限なのは間違いありません。

 

「自分が選んだものを正解にするのは自分自身」という主体性があれば、最終的には納得のいく結果に着地しますし、そのような選択の積み重ねが幸福度の高い人生を作っていくものだと思います。