2024年8月7日
昨日のセッションで、クライアントさんからお父さんにまつわる話をお聞きし、腹の底から揺さぶられるような感覚を覚えました。
父親って、やっぱりすごいのです。
それは、人から尊敬されているとか、家族を大事にしているとか、お金を稼いでいるとか、世間的によい仕事をしているとか、そういうこととは別の話。
むしろ、そういった「憧れの父親像」とは真逆の姿を父親に見ていた人の方が、僕のクライアントさんには圧倒的に多いです。僕自身もそうでしたし。
でも、「こんな父親であってほしくなかった」そのように見ていた父親の”生き様”や”命をかけて守ろうとしたもの”の中に、ひっそりと存在していた強さや愛を見出すこともできる。
そして、父親をどう見ているか?って自分の中の男性性や男性像と深く関わっているので、父親観が変わると、現実的にもビジネスやパートナーシップの面で変化が起きてきたりします。
心理セラピーなどでは母親との関係がテーマになることが多いのですが、父親との関係もしっかり扱っていくのは大事だなと思います。
5年前の自分からすると、こんなことを思う日がくるなんて想像もしていなかったけど、父親って、やっぱりすごいのです。