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遺伝子をスイッチ・オンすることで天才となる

「天才」と呼ばれる人も、「自分は凡人だ」と思っている人も、遺伝子レベルでみれば99.5%以上は同じなんだそうです。

 
それなのに、人それぞれ仕事や恋愛、人間関係などで違う結果を体験するのは、その能力にかかわる遺伝子のスイッチがオンか?オフか?の違いだけ。

 
遺伝子研究の権威である筑波大学名誉教授・村上和雄博士はそうおっしゃっています。

 
遺伝子のスイッチをオンにする。ちょっと聞きなれない表現かもしれません。

 
ざっくり解説すると、ヒトの遺伝子には、プラスのはたらきをするものと、マイナスのはたらきをするものがあります。

 
さらにそれらの遺伝子はすべてが働いているわけではなく、それぞれに活性化したり、眠ったりしているそうです。

 
そうやって遺伝子が活性化したり、眠ったりすることを、村上先生はスイッチオン/オフと表現されています。

 
そして、さまざまな研究から【人の心のありかた】が遺伝子のオン・オフにも影響を与えていることがわかってきたそうです。

 
さらに興味深いのは、村上先生が著書の中で主張されている「遺伝子のスイッチをオンにする」心の持ち方というものが、高い意識レベルのそれと多々、一致しているのです!

 
そういえば、心理プログラムを受けられているクライアントさんが
「今まで見慣れていた風景が、色鮮やかに感じられるようになった」
とおっしゃることが時々あります。

 
これは僕自身も経験があり、なんだろうなと疑問に思っていたのですが、遺伝子のはたらきと考えると説明がつきます。

 
意識レベルが高まりその人の心のありかたが変わったことで、色の鮮やかさを感じる感性に影響する遺伝子がオンになった。こう僕は考えています。

 
では、意識レベルをあげて「遺伝子のスイッチをオン」にして、目標達成のためのパワーを高める心の持ち方とは何か?

 
僕がとくに重要だと思うものを2つご紹介しますね。

 

自分のためだけでなく、社会性のある目的を持つ

「人の喜び」を「自分の喜び」として感じるとき、プラスの遺伝子がオンになります。

 
そして、高い意識レベルの人に共通してみられる特徴は
「自分のためだけでなく、他人や社会(世界)のためにもなる目的を持って行動している」
という点です。

 
つまり、自他の幸せのために生きていると意識レベルが上がり、その目的を達成する力に関わる遺伝子スイッチがオンになる。

 
そうやって人の喜びや社会に役立つ人はおのずと周囲の人から愛され、経済的にも豊かになり、さらに様々な願いを叶えていくことができます。

 
※ただし「他人や社会の幸せのため」の活動を
「自分に対する無価値観を払しょくするため」だったり、
「他人からの承認や尊敬を集めるため」
にやろうとするとうまくいきにくくなりますので注意が必要です。

 

「最高の今」を生きる

以前、ミリオネア(富裕層)の方に対するインタビューを引用した記事で、ミリオネアの人たちには共通する【重要な感覚】があると書きました。

(参考記事)ミリオネアが持っている【重要な感覚】とは

 
それは「今が最高」という感覚です。

 
そして、この「今が最高」という感覚がプラスの遺伝子をオンにします。

 
とはいえ、人によっては、今の現状に不満があったりつらい思いをしていたりして「現状から抜け出したい」と強く願っている方もいらっしゃるでしょう。

 
けしてそれが「まちがっている」ということではありません。

 
ですが、目の前の現実のネガティブな側面ばかりにフォーカスしていると遺伝子はオンにならないばかりか、意識の中でそのネガティブに力を持たせることになり、つらい現実を維持・強化する方向に作用してしまいやすいのです。

 
現実を変えていくためにはどんな状況の中にも、ポジティブな側面・・・学べること、気づけること、感謝できることを見出そうとする心のあり方が重要です。

 
すぐに見つからなくても大丈夫です。

 
今は気づいていないだけで「かならずあるはずだ」と信頼すること。

 
今は見えていないけど自分にとって最高・最善のことが起きていると信頼して、今、自分にできることを淡々とやっていくことが、意識レベルを高め遺伝子をスイッチ・オンするためのコツです。