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「蹴る時に光が見えた」丸山桂里奈さんに学ぶ、潜在意識に「本気」を伝える方法

先週末、金スマを見ていたら、元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈さんが出演されてました。

 
その時に語られていた話がとても興味深かったのでシェアしますね。

 
丸山さんは大学卒業後、東京電力のサッカー部に所属し福島第一原発で働きながら競技を続けていたそうです。

 
その時に丸山さんを支えていたのが、温かい声援を送ってくれた町の人々や当時の上司・吉田昌郎さん(東日本大震災時の福島第一原発所長)でした。

 
その後、丸山さんは2010年に福島原発を退職、アメリカに渡ったのちに千葉でプレーすることになります。

 
そして2011年3月、東日本大震災が発生。

 
当時、連日報道されていた震災後の町の様子、原発事故に丸山さんの心痛はいかばかりだったかと思います。

 
お世話になった福島の町の人たち、不眠不休で対応に当たる吉田所長や元同僚たちの力になりたい。

 
そのために今の自分ができることは、ワールドカップに出場してゴールする姿を見せるしかない。

 
そう考えた丸山さんは、毎日20キロの走りこみと坂道ダッシュ100本のハードワークを自分に課し、トレーニングを続けたそうです。

 
その後1年9ヶ月ぶりに丸山さんは代表に選ばれ、迎えた2011年6月・女子ワールドカップ。準々決勝ドイツ戦。

 
当時、日本対ドイツの対戦成績は1分け7敗で、しかもドイツ開催の完全アウェーな状況。

 
日本は圧倒的に不利と思われていました。

 
その試合で、0-0の均衡を破り決勝ゴールを決めたのが、丸山さんでした。



丸山さんはこの時のことをふりかえって
「蹴る時に光が見えた」
とおっしゃっています。

 
いつもの自分だったら、絶対に蹴らないコース。

 
だけどのその瞬間は決めるところに光が見えて、その光の通りに蹴ったら入った、と。

 
超集中状態のアスリートは、このような経験をすることがあります。

 
これがいわゆる「ゾーン状態」であり、その光は、潜在意識が見せてくれる光です。

 
そして、この時の丸山さんのエピソードから、人が潜在意識の力を使って目標達成するためのヒントを学ぶことができます。

 
ポイントは、次の2点です。

◎人のためであり、自分のためでもある目的を持つこと

◎目的に対する想いを強くし、潜在意識に本気度を伝えること

 
これは、達成能力に関わる遺伝子のスイッチをONにするという視点からも全く同じことが言えます。

 
眠っている遺伝子は、強く必要とされていることを知らせなければ、目覚めることはありません。

 
そしてその必要性は、自分のためだけの時よりも
「自分も含めた、自分以外の誰かのため」
という目的を持つ時、さらに強くなります。

 
なぜなら、人の遺伝子の中には「利他的な遺伝子※」が存在し、他人の喜びを自分の喜びとし力に変える本質が、僕たちにはそもそも備わっているからです。

 
※ただし、「利他」を自己犠牲や自分に対する不足感を埋めるためにやろうとすると、うまくいきにくいです。

 
では、自分のためでもあり他の誰かのためでもある目的のために、潜在意識や遺伝子に達成する必要性や本気度を伝えるにはどうしたらいいか?というと、その答えは「行動で示すこと」です。

 
丸山さんの場合、ハードな走りこみで身体的に鍛えられたからゴールを決められたという以上に、その行動によって潜在意識や遺伝子に目的に対する本気度、達成の必要性が伝えられた。

 
結果、瞬時にベストプレーを選択するための能力がスイッチ・オンになり、”光”が見え、ゴールを決めることができたのだと僕は考えています。

 
そして、潜在意識や遺伝子に本気度を伝える方法は、何もハードワークだけではありません。

 
◎目的のために今、自分にできることを継続する

◎想いと行動を一致させる

◎あきらめない

 
この3つを意識し、実践することで潜在意識、遺伝子に本気度を伝えることができます。

 
丸山さんは、前述のゴールについて
「蹴ったのは自分じゃないみたい。みんなの想いが乗ったゴール」
とコメントされていました。

 
自分個人の顕在している力だけではなく、人は潜在意識を通じて「もっと大きな力」に繋がることができます。

 
その時、僕たちはひとりではなしえない「奇跡」を起こすことができるのかもしれません。