相手の想いも自分の想いも等しく尊重し、伝え合い、わかりあうアサーティブコミュニケーションであなたの問題解決をサポートします

「決めると叶う」ってどういうことですか?

僕がコーチとして活動を始めたばかりの頃、ある先輩コーチがこんなことを言っていたことがありました。

 

「私のセッションはすごいんです。
申し込んで入金しただけで、セッションを受ける前から変化が起こり始めるの。それだけすごいセッションなの」

 

その方はスピリチュアル的な能力もお持ちの方だったこともあり、
「○○さん、さすがだなあ」
と思っていたのですが。。

 

僕も少しずつクライアントさんが増えてくると、一定の割合で
「セッションを受けると決めただけで変化が起こり始めた」
という方が出てきたんですね。

 

最初は一瞬、「これは僕の特殊能力が開花したのか?!」なんて思いましたが^^;

 

そんなことはありませんでした。。。

 

セッションを受けると決めただけで変化が起こることは、どんなコーチ、コンサル、セラピストでもありえることだと僕は考えています。

 

それはセッションがすごいからではありません。

 

セッションを受ける方自身が「人生を変える」と決断して、その決断を行動として形にしたからこそ、変化が起こり始めるのです。

 

「決める」ってどういうこと?

「“決めると叶う”とよく聞きますが、その”決める”がわかりません」

という質問を時々お受けすることがあります。

 

ただ実際は、“決める”こと自体は難しいものではありません。

 

「今夜はカレーを食べると決める」
「仕事帰りにコンビニに寄ると決める」
といった日常にありふれている“決める”と、なんら変わらないのですね。

 

どんな願いにせよ、皆さんその瞬間は“決める”ことをすでに経験しています。

 

その瞬間は。

 

とただし書きがつくのは、その瞬間は“決めた”としても“決めた”ことを取り消してしまうことが少なくないからです。

 

この“決めた”ことの取り消しは、いま目の前の現実に不足を見ることや、その不足感と紐づくネガティブなセルフイメージや過去の記憶を呼び起こすことによってひき起こされます。

 

例えば、
「起業して、お客さんに喜ばれながら経済的な豊かさを実現する!」
と“決めた”としますね。

 

でも、手元の預金通帳を見て「ああ、お金がない」という不足感を感じたり、子どもの頃、親から失敗を厳しくとがめられた記憶を(無意識下に)呼び起こして「やっぱり私にはできない」という想いを感じる。

 

そして“決めた”ことを取り消してしまう、というようなことが起きたりします。

 

特に人生を変えるような重要な願いほど、“決めた”ことの取り消しは起こりやすくなります。

 

なぜなら、潜在意識は「今までどおりの自分」を現状維持しよう、変わらないようにしようと働くためです。

 

だからこそ、人生を変えるような願いほど無意識に、自動的に取り消してしまいやすくなるのですね。

 

僕たちが“決めて、叶える”ためには“決めた”状態をいかにして継続するか?がカギになります。

 

そしてそのために、“決めた”ことの証明となる行動を取ることが重要なのです。

 

僕たちの心は移ろいやすいので、さっき“決めた”ことが次の瞬間には取り消されてしまうことは珍しくありません。

 

ですが、行動という「目に見える形」に移していくことで、“決めた”ことがしっかり残っていきやすくなります。

 

手順としては、

(1)あなたの願いを実現すると“決める”

 

(2)上記(1)の願いを「叶えると100%、決めていたら当然やるよね」という行動をノートに書き出す

※複数でも可
※今までやっていたことを「やめる」ことも含めて考えてみましょう

 

(3)実際に(2)の行動を起こす

 

この3ステップの手順を踏んでいきましょう。

 

「決めると叶う」の“決める”は、行動とセットにして考えること。

 

ぜひ、試してみてくださいね。