デヴィッド・R. ホーキンズ博士「パワーか、フォースか」で提唱されている17段階の意識レベル研究家_トランスフォーメショナルコーチ®宮川直己(出口稀一)のサイトです

【ワークあり】覚悟とは、●●●●を決めること

優秀な経営者やビジネスマンなど、いわゆる“デキる人”というのは
「自分がやらなくてもいいこと」
「手を抜いてもいいこと」
の見極めがうまいなあとよく思います。

 

持って生まれた能力の影響も当然ありますが、「その能力をどこに使い、どこに使わないか」というリソースの振り分け方を知っている。

 

例えばプロ野球でいうと楽天の田中将大投手なんかがそう。ほとんどのバッターに対しては7-8割ぐらいの力で投げているが、強打者が相手の時だけギアを上げ、全力でねじふせる(ものごとを野球で例え出すとおじさんの仲間入りらしいですね笑)

 

24時間、全力疾走できる人などいない。

 

だからこそ、自分の限りあるエネルギーを使うべきところで集中投下できる人が、成果を手にしていくのです。

 

覚悟とは、●●●●を決めること

目標達成を語る時に「覚悟を決めることが大切だ」とよく言われます。しかしこの「覚悟」とか「決める」は”気合や根性の問題”ととらえられやすい。

 

もちろん、”気合や根性”で覚悟を決めることができる人も確かに存在するのですが、そう多くはありません。”気合や根性”でうまくいくかどうかは、その人の性質や、環境など外部要因の影響を受けるからです。

 

では、「覚悟を決める」ことを気合いや根性でできない人はどうしたらいいか?というと、「覚悟を決めるとは、【優先順位を決める】ことである」と理解することです。

 

それは、自分にとっての「得たいこと」「避けたいこと」の優先順位を明らかにして、それに従ってあらゆる選択をしていくということ。

 

例えば、
「知名度を上げてビジネスで成功したいけど批判されるのは嫌だ」
「結婚したいけど自由がなくなるのは嫌だ」
「出世したいけど責任を負いたくない」
などのように、
「願いを叶えたいけど、その願いを叶えた時に同時に起きることは引き受けたくない」時、人はその実現に対して無意識にブレーキをかけてしまうことがあります。

 

だから頭(顕在意識)では願いを叶えようと懸命にアクセルを踏んでいても、ブレーキを同時に踏んでいるので現実が動かない。

 

【優先順位を決める】とは、この同時に踏んでいるアクセルとブレーキのどちらを外すか?を決めることです。

 

選択するということは優先度をつけることであり、エネルギーの分散を極力避けることである。

利根川進[生物学者]

 

手順としてはまず、ノートとペンを用意して【目標を達成した後に】
起こりそうなこと、
手に入れられそうなこと、
できそうなこと、
やらなければならないことを
ポジティブなこともネガティブなことも、直接的に起こることも間接的な影響も、思いつくかぎり全て書き出します。

 

例)「職場で昇進する」という目標を達成した後に起こりそうなこと、手に入れられそうなこと等

・仕事の裁量が増える→やりがいが大きくなる
・給料が増える
・残業が増える→家族と過ごす時間が減る
・部下の分まで責任を負わなければならなくなる
・反抗的な部下の扱いに悩みそう
・管理職同士のコミュニケーションに悩みそう

etc・・・

 
思いつく限りを書き出せたら、次に
【目標を達成するプロセスで】
起こりそうなこと
手に入れられそうなこと、
できそうなこと、
やらなければならないことを
ポジティブなこともネガティブなことも、直接的に起こることも間接的な影響も、思いつくかぎり全て書き出します。

 

例)
・今リーダーを務めている
プロジェクトで成果を出さないといけない
→沢山残業しないといけない
→疲れても休めない
・会議で積極的に発言しないといけない
・上司との飲み会を断れない

etc・・・

 
ここまで思いつく限り書き出せたら次に、書き出したものの中で、自分にとってネガティブだと感じるものに「〜ことを避ける」という語尾を付け足します。

 

例)
・残業が増えることを避ける
・部下の分まで責任を負うことを避ける

 
ここまでできたら、改めて書き出したものを全て眺めながら、その中で自分にとって重要な価値の優先順位TOP3を決めます。

 

例)
1位:やりがいが大きくなること
2位:給料が増えること
3位:家族と過ごす時間が減ることを避けること

 
例えば上記の優先順位の場合、1位と2位は、「昇進するという願いを叶える」方向と一致する価値観です。

 
逆に3位は、「昇進するという願いを叶えない」方向と一致する価値観。

 
このようにして、まずは自分の中の優先順位を自覚し、そのうえで
「今は、1位以外の価値をいったん手放す」と決める。(今は、です)

 
今の自分にとって最も大切な価値は「仕事のやりがい」だから、それを得るために
「今は、家族と過ごす時間を減らしてでも昇進する」と決める。

 
そして、日常のあらゆる選択や行動を、この優先順位に従って行っていくこと。それにより、現実を動かすことを止めていた無意識のブレーキを外していくことができるのです。

 
「優先順位を明らかにする」このフレームワークは、何かの判断をする時や思うように物事が動かない時にも使い勝手が良いものです。

 
何より、「自分にとって本当に大切なものは何か?」を己に問う機会を定期的に持つことは、望む生き方を取り戻していくためにも大切なことでもあります。