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「愛する」は動詞です

自分が嫌い。
自分を好きになれない自分が嫌だ。
そのように悩まれている方も少なくありません。

一般的には「自分を好きになりましょう」と言われることも多いため、その言葉を鵜呑みにしてしまうと、「自分を好きにならないといけない」「自分を好きになれない自分はダメだ」と自分を責めてしまいやすくなってしまいます。

まず、「自分が嫌い」「自分を好きになれない」という悩みを解消する最初のステップは、逆説的ですが「自分を嫌いでも良い」「自分を好きになれなくてもよい」と自分をゆるすことです。

好き・嫌いという感情は反応なので、自分でコントロールしようとしても難しいもの(できないわけではありません)。

ですから、「自分が嫌い」「自分を好きになれない」と感じるなら、それは素直な自分の想いとして大切にしてあげてください。

そのうえで、次のステップで「自分を愛する」と決めることです。
 

愛するは動詞です

僕が心理技術に出会うより前の話。

もうどこで見聞きしたのかも覚えていませんが、この「愛するは動詞です」というシンプルな言葉が、僕の潜在意識にズドンと入ったわけです。

ああそうか、愛するって動詞なんだな。だから、愛するか愛さないか、自分で決めてそうするなんだな、と。

その気づきから、パートナーや家族、仕事などを「愛する」と決めて、それを実際に行動で表現していきました。すると、行動すればするほど、その対象に対する愛は大きくなっていきました。するとある意味当然でもありますが、パートナーや家族、仕事との関係が現実的に良くなっていったんですね。それはもう、劇的に。

好き・嫌いというのは感情的な反応で、意識的にコントロールすることは難しいけれど、「愛する」は能動的な動詞です。「愛する」ことは、自分で決めて、そうすることができるんですね。

ポイントは、「愛する」と決めたら、それを行動で表現していくことです。

「◯◯を愛する」と決めたら、それが自分でも、パートナーでも、家族でも、仕事でも、そう決めたのですから、「◯◯を愛している自分はどのように行動するだろう?」とイメージして、実際にそれを行動に移していきます。

「愛する」と決めて、実際に愛する行動をとっていくと、次第に「好きだ」という感情も育っていくのです。「感情は形に宿る」からです。ここで言う「形」とは、目に見える行動という意味ですね。

「愛せない」「愛せるかわからない」というのは、”決めてないだけ”。もちろん、愛すると決めることだけが正しいわけではありません。愛さないという選択肢もどちらが良い・悪いというのはないのです。ただ重要なことは、どちらも自分で選ぶことができるということです。
 

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