デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

無意識のうちに、あなたの期待伝わってますよ〜

誰かが自分を軽く扱う。
誰かが自分を攻撃する。
誰かが自分をバカにする。

 
他人から、望まない扱いを受けることってありますよね。

 
そんな時、人は「あの人のせいで、自分は苦しいんだ」と被害者になってしまう。

 
そして、人は自分を被害者にする時、人生を自分の手で主体的にコントロールしていくことが難しくなります。

 
僕は

人生において何より重要なことは主体性である

と考えています。

 
僕がセッションで使っているあらゆる技術やアプローチの最大の目的は、人生の主体性を回復することなんですね。

 
そして、人生に対する主体性を回復するための初めの一歩は

自分原因の質問を自分にする

ことです。

 
人間関係の悩みであれば、

「なぜ、相手にそんなことを言わせたのか?」
「なぜ、相手にそのようなことをさせたのか?」
「それは、私の中のどんな信じ込みを映し出したものなのか?」

という質問を自分に対してすることです。

 
※ただし「自分原因」で考えるとは、「私が悪いから」「私が間違っているから」と自分を責めることとは違いますので、注意してくださいね。これ超重要!

僕たちが、誰かとコミュニケーションを取るとき。

 
それは、言葉や表情、しぐさなどによって行っていると思っています。

 
でも、実はそれだけじゃないんですね。

 
言葉や表情、しぐさなどの目に見える(知覚できる)範囲のコミュニケーションとは、表の意識(顕在意識)レベルのコミュニケーション。

 
そして、コミュニケーションの結果により重要な影響を与えるのは、

無意識領域で交わされるコミュニケーション

なんですね。

 
目に見えている範囲(表の意識)は、意識全体の5%、ほんの一部なんです。

 
無意識領域のコミュニケーションは、本人が自覚していない

言葉に含まれる前提

だったり

知覚できない微細な表情や体の動き

によって伝わります。

 
例えば、言葉では良いこと言っているはずなのに

「なんとなーく、嫌な感じ」
「なんとなーく、嘘っぽい」

と感じたことはありませんか。

 
そんなことが起きるのは表の意識でのコミュニケーションと無意識領域でのコミュニケーションが不整合を起こしている時なんですね。

 
では、無意識領域でのコミュニケーションでは何が伝わっているのか?というと、その答えが”相手に対する期待”です。

 
相手に対する期待とは、

「私の今の信じ込みを維持するために、私をこんな風に扱ってね〜」とか、
「私がメリットを得るために、こういうふうに振舞ってね〜」などのようなこと。

 
そして、こういった期待が相手の無意識に伝わると、相手はこれまた無意識にその期待に応えようとしてくれます。

 
これを心理学ではピグマリオン効果と言ったりしますが、つまりその相手は、あなたの期待にそってその役割を演じてくれているんです。

 
相手にその役割を演じることをやめさせるには、自分が相手にそれを期待していたことを認めること。

 
最初は受け入れがたいかもしれませんが、まずはこれが最初の一歩。

 
そして次に、その奥にあった自分の信じ込みに気づくことです。

 
具体的には

「なぜ、相手にそんなことを言わせたのか?」
「なぜ、相手にそのようなことをさせたのか?」
「それは、私の中のどんな信じ込みを映し出したものなのか?」

という質問を自分に対してすることです。

 
※大事なことなのでくり返しますが、「自分原因」で考えるとは、「私が悪いから」「私が間違っているから」と自分を責めることとは違いますので、注意してくださいね。これ超重要!

 
あらゆる悩みは自分の役に立たない信じ込みを発見するチャンスでしかない。

 
その気づきこそが、人生における自分自身の主体性を育てていきます。