デヴィッド・R・ホーキンズ著「パワーか、フォースか」の意識レベル理論を実生活で活かす方法をお伝えしています

この世界に、マウンティングする人がいるのじゃなく

言葉や態度で「自分の方が上だとアピールする」行為を、最近は”マウンティング”と呼ぶようですね。

  
昨日紹介したせやろがいおじさんのオンラインサロンも「NOバッシング!NOマウンティング!」がコンセプトになっていて、”マウンティング”を気にする人が一定程度いるということなんだろうと思います。

  

マウンティングする人がいるのじゃなく、「マウンティングされた」と見ている自分がいるだけ

例えばある人が、年収や学歴、仕事の話をしてきた時。

  
それを聞いて
「うわっ!マウンティングされた〜!」と反応する人もいれば、
「ふーん、あなたはそうなのね」とただ聞く人もいれば、
「素敵!いいなあ」とポジティブな反応をする人もいます。

  
同じ人の同じ言葉を聞いても、人によって十人十色、感じ方はまったく違うものなんですね。

  
つまり、マウンティングする人そのものが存在するのではないということ。

相手の行為を「マウンティング」と見ている自分がいるだけ。

  
相手の発言やふるまいに「自分が上だとアピールして、私を下に見ようとしている」という意図を見つけて、反応している自分がいるだけです。

  
と言うことは、「マウンティングされた!」と感じた時、それは相手の中に”問題”があるのではない。

  
その”問題”の所有者はあくまでも、相手のふるまいに「マウンティング」を見た自分自身なのです。

  
だから「あの人、なんでマウンティングしてくるんだろう?」と、相手の心理を探って「マウンティングしてくる人って、要は深い部分で自信がないのよね!」とかアレコレ考えたりしても、あまり意味がない。というより、自分のために役立たない。

  
そうすれば一時的にはスッキリするかもしれません。

  
あるいは、その相手を遠ざけることもできるでしょう。

  
でも、結局は、「マウンティングされた」と感じた自分自身に向き合うことをしなければ、また別の相手が現れて「マウンティングされた!」と感じる体験を繰り返すかもしれません。
  

「マウンティングされた」と見ている自分の奥にある想いに気づく

相手のふるまいや発言に「マウンティングされた!」と感じた時。

  
そういった解釈の仕方、反応の奥にあるのは、自分自身の中の恐れだったりします。

  
「相手よりも私の方が勝っている!」と思いたいのに、相手から下に見られていることを感じ取って不快になったのかもしれません。

  
あるいは、そもそも「私の方が負けてるな・・」とうっすら感じていて、その想いを直視したくないのかもしれません。

  
いずれにしても、他者と自分を比較したり、勝ち負けを競う思考パターンで動いている状態です。

  
その思考パターンの奥にあるのは「人より劣っている私は価値がない」とか「人より優れていないと、私は愛されない」などのセルフイメージ(自己認識)から生まれる恐れなんですね。

  
「マウンティングされた!」という体験は、その恐れに気づくチャンスであり、

「その役に立たないセルフイメージ、いつまでもいつまでも持ち続けますか?」
(※ブルゾンちえみの声で再生を推奨)

という自分自身からの問いかけなのかもしれません。

  
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