昨日のライン相談の回答でも書きましたが、「悩みを解決することばかり考えるのをやめてみよう」という話を最近はよくしています。
悩みとは、ざっくりいうと
■心身の安全に支障がある悩み
■よりよく生きるための悩み
この2種類に分けられます。
「心身の安全に支障がある悩み」とは、心身の症状などです。ちなみにお金の問題をこちらに含めようとする人もいますが、今の日本で、お金そのものが原因で生きていけなくなることは基本的にはないはずです(「人に迷惑をかけてはいけない」という思いこみなど、別のところに原因があります)。
ほとんどの方のご相談が、よりよく生きるための(生きていくのには支障がない)悩みなんですね。
そして、その悩みを解決するために、心理や潜在意識のことを勉強したり、瞑想をしたり、情報を集めたりする。
そうやって悩みを解決することばかりにお金と時間を使い、知識は得たけど実践できない自分を責めて、また新しい情報を集めていないと不安になって・・・
悩みを解決しようと頑張りすぎることで、逆にしんどくなってしまう人がいます。
それって本末転倒ですよね。
悩みの解決ばかりを考えていると、その悩みに意識を向け続けることになり、力を与え、拡大・再体験することになります。
だったら一度、その悩み解決しようと頑張るのをやめてみるのもいいですよ、ということです。
これは「解決しなくていい」ということではなく、悩みとの向き合い方を変えてみましょう、という提案です。
そもそもなぜ、悩みを解決しようと頑張りすぎてしまうのか?
それは、「何のために解決したいのか?」という目的がないからです(あるいは、その目的が自分の本当の想いとはズレている)
悩みを解決した先の目的がないから、悩みを解決することそのものが目的になってしまうのですね。
セッションを受けてられているクライアントさんが「悩みたくて悩んでいたことがわかりました!」と気づかれることがありますが、これが腑に落ちるとそのあとの展開は早いです。