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「こちら側/あちら側」を超えて「私たち」の想いを感じること

先週末は、ホノルルマラソンに参加してきました!

 
フルマラソンは10年ぶりで本当に苦しかったのですが、最後はzardの「負けないで」を脳内再生しながら(笑)なんとか完走できました。

 
コースの途中、現地の人がランナーのために貼ってくれたこんな言葉を見かけました。

しんどい時ほどガムシャラに走れ!
というニュアンスだと思います(たぶん)

 
目的(ゴール)に向かって長い道のりを走っていると、しんどい時もあるし、あきらめたくなる時もあります。

 
でも、そんな時ほどさらに力をこめて走ることで、コンフォートゾーン(過去の自分を現状維持する領域)を抜けて自分の限界を広げることができるんですね。

 
※ただし「がんばっていた方が気持ち的に楽」で「休むこと、引き返すことの方が怖い」と感じる時は、逆に一度立ちどまってみることでコンフォートゾーンを抜けられることがあります。

 
大切なことは、行動そのものではなく行動の”パターン”を変えることです。

 

「こちら側/あちら側」ではなく「私たち」の想いを感じること

マラソンを走る前日、現地でパールハーバー・メモリアル・パレードを見ることができました。

 
このパレードは、1941年12月7日に日本がアメリカに対して行った真珠湾攻撃の生存者や退役兵などの方々に敬意を評するために行われているものです。

ところで、僕が生まれ育った長崎は、広島とともに原爆が投下された県です。平和教育には特に力が入れられています。

 
僕も小学生の頃から当たり前に毎年、8/9は夏休み中の登校日になっていて、戦争や原爆の悲惨さを学んできました。

 
「戦争によって日本人は傷つき、悲しみを体験した」ことを、ずっと学んできたわけです。

 
そして今回、パールハーバー・メモリアル・パレードで地元の人たちのパフォーマンスや沿道の人たちの表情、歓声、拍手に触れた時に「日本人だけでなく、戦争に関わった全ての人たちが傷つき、悲しみを体験した」ことを初めて、知識や思考としてではなく肌で感じることができました。

 
「大切な人の命に対する想いや願いは、敵も味方も関係なくみんな同じなのだ」ということを、今更ながら感覚として理解したのです。

 
「こちら側/あちら側」「わたし/あなた」を区別し、対立させるのではなく「私たち」の想いを感じること。

 
これは、意識レベルを高める上でも重要な視点です。

 
「私」の範囲を広げて「私たち」として見たり、感じることができるようになると人のパワーは高まるのです。

 
これは、先日の記事でお伝えした「調和的なあり方」とも根本は共通しています。

 
参考記事:長期的な成功の秘訣は「◯◯的であること」

 
親、パートナー、過去の恋人、職場の同僚など、もしもあなたにゆるせない相手や戦っている相手がいるなら、相手の言葉や行動の奥にある想いを想像したり、その想いに触れるための行動を取ってみる。

 
その体験が、自分自身を癒したり自分本来のパワーを回復して人生を変えていくきっかけになるかもしれません。