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心地よさを充満させ、めいいっぱい味わうワーク

先日のラインでもご紹介したのですがEテレの「パンデミックが変える世界」がとても良かったので、印象に残った言葉を備忘録的に書いておきますね。

 

海外の知識人や感染症の専門家たちが今、起きているコロナのパンデミックについて共通して表明しているのは「人類はこの危機を乗り越えられる」ということ。

 

ただし、そのために必要になってくるのが

  • 一人ひとりの行動
  • 「最悪の事態」を想定して準備すること
  • 歴史に学ぶこと

この3つだそうです。

 

「人類」というと壮大すぎてピンと来にくいですが、人類全体の視点を持つことは意識レベルを高める視点でもある。つまり人類全体のことを真剣に考え、行動することが、個人一人ひとりレベルの幸せにも役立つということですね。

 

経済学者のジャック・アタリ氏は「利他主義は最も合理的で自己中心的な行動である」とも言っていてなるほどな、と思いました。つまり「利他的であることは自分の利益になる」と言うことです。

 

利他的な思考や行動を”道徳的な正しさ”として理解するのではなく「その方が自分もうまくいく」と知っておくことが、”コロナ後”の僕たちの未来(人類レベルでも、個人のレベルでも)に大きな影響をもたらしていくのかもしれません。

 

 

「緊急対談 パンデミックが変える世界〜歴史から何を学ぶか〜」
※オンラインで視聴できます
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/DZWG2R2G6M/

 

「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」
※地上波再放送:4月15日(水)深夜24時〜
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/PVVG5MVMGG/

 

「情熱大陸」河岡義裕氏(ウィルス学者)
「〜歴史から何を学ぶか〜」に出演されていた河岡教授の密着です。こちらもおすすめ。
※オンライン(ティーバー)で視聴できます
https://www.mbs.jp/jounetsu/2020/04_12.shtml

(余談)番組の最後の場面で、感染拡大の影響で密着取材ができなくなった(若そうな)女性スタッフが、河岡教授にオンライン越しに「落ち着いたらご飯いきましょう」とかだいぶフレンドリーに言っててほっこりしました( ᷇࿀ ᷆ )

 

今の五感に集中する

今、特に健康面や経済面において、不安を感じている方も少なくないかと思います。そんな方に試していただきたいワークをひとつ、ご紹介しますね。それが「心地よさを充満させ、めいいっぱい味わうワーク」です。

 

僕たちがネガティブ感情にハマってしまうのは多くの場合「すでに過ぎ去った過去」「まだ来ていない未来」に意識が向いている時。今だったら「コロナウィルスに感染したらどうしよう」とか「収入が減ってこれからの生活はどうなるのだろうか」と、まだ来ていない未来に意識を向けることで不安を感じやすい状況かもしれません。

 

こんな時は、意識の向いている時間の幅を「今、この瞬間」にピントを絞ることでネガティブ感情をスムーズに手放すことができます。そのために役立つのが「今、五感で感じているものに意識を集中する」ことです。

 

心地よさを充満させめいいっぱい味わうワーク

(1)天気の良い日に、ひとりで家の近くに散歩に出てみます(買い物の行き帰りなどでもOK)

 

(2)道を歩きながら今この瞬間に、五感で感じているもの一つ一つ」に意識を集中し、感じていきます(五感に集中しきると、思考は静まっていきます)

 

《例》

・道端に咲いている小さな花(視覚)
・太陽の日差しの眩しさ(視覚)
・樹木の葉っぱと青空のコントラスト(視覚)
・鳥や虫の声(聴覚)
・草花の匂い(嗅覚)
・風が頬を撫でる感覚(触覚)
・太陽の日差しが肌をじりじりと焦がす感じ(触覚)
・足の裏で土を踏みしめる感覚(触覚) など

 

これらの「五感で感じているもの」は、本当は普段からいつもあるのですが、あれこれ思考を巡らせていると気づけなかったりするものです。それらを意識的に、集中して感じていきます。

 

(3)自分の中に幸福感などの心地よい感覚が感じられたら、その感覚のボリュームをMAXにして、身体全体に充満させるようなイメージで、めいいっぱい感じてみましょう。

 

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家に籠もってこれからの未来について考える時間も大切ですし、「最悪の想定」への準備も大切なこと。その時には主体的にネガティブ思考を働かせる必要があります。

 

そして同時にこのワークで「今」に戻り、心地よさを感じることを生活に取り入れることで、リラックスできる時間を増やしていくことができるでしょう。

 

桜まだ残っている地域は青空とのコントラストがとてもキレイです!

 

ぜひ、試してみてくださいね。