僕が、サラリーマンを辞めて一度めの起業をしたものの全く稼げず、深く悩んでいた頃の話です。
ビジネスの勉強も沢山したし、コンサルを受けたり経営塾に入ったりしてもがいて、もがいて、でも結果がついてこない。
当然、食べていけないのでコンビニの夜勤でアルバイトをして生活をしていました(当時は起業したと言いながらアルバイトをしてることが恥ずかしく、隠していました^^;)
夜はコンビニで働き、昼にビジネスのための活動をする。30代後半で、そんな生活も1年を超えるとだんだん限界を感じてきます。
「もうサラリーマンに戻った方がいいかな」
そう考えた時、強烈な抵抗を感じました。
その抵抗の正体は、
「起業に失敗したことを周りの人に知られたくない(無謀で無能な人間だと思われたくない)」
「サラリーマンに戻ったとしてもこの年齢で手に職があるわけでなく、安月給しかもらえないだろう。そんな自分はみじめだ」
といったような想いでした。
「起業してやりたいことを仕事にしたい」
「転職してキャリアアップしたい」
「プライベートの目標を叶えたい」
「恋人がほしい、結婚したい」
などの願いを叶えるために僕たちはしばしば「自分ができないことや欠点」を見つけて、できないことをできるように頑張ったり欠点を克服しようとしたりします。
もちろん、実際にそういった努力が必要な状況もあります。
ですが、そういった【目に見える課題に対する努力】を続けてもうまくいかない場合は、【目に見えない潜在意識の領域】に隠れている根本原因に気づくことが大切なんですね。
その「成功を妨げている根本原因」に気づくためには、次の2つの質問が役立ちます。
それは、
「その願いに対して
『絶対に叶えなければいけない』
『失敗できない』
という想いはあるだろうか?」
「もしあるとしたら、その理由は何か?」
という質問です。
たとえば、起業に失敗してサラリーマンに戻ることになったとしたら
「そんな自分は絶対に許せない!」と思うのか?
「そんな自分もまあOKよ」と思うのか?
許せないなら、どうして、そう思うのか?
婚活しても相性のいい人と出会えずひとりの人生がずっと続いたとしたら、
「そんな自分は絶対に許せない!」と思うのか?
「そんな自分もまあOKよ」と思うのか?
許せないなら、どうして、そう思うのか?
これを自分に問いかけてみるのです。
そして、もしも願いが叶わなかった時「そんな自分は絶対に許せない!」と思うなら・・・
その 【失敗できない理由を見れば、成功できない本当の原因がわかる】 ことがあります。
たとえば僕の場合、
「起業に失敗したことを周りの人に知られたくない(無謀で無能な人間だと思われたくない)」
「サラリーマンに戻ったとしてもこの年齢で手に職があるわけでなく、安月給しかもらえないだろう。そんな自分はみじめだ」
といった想いがありました。
この僕の想いの中に
■自分の想いや考えよりも「人にどう見られるか?」を優先させる【他者基準】の思考パターン
■お金のある自分だったら受け入れられるが、お金のない自分は受け入れられない【ありのままの自分を受け入れていない】感覚
が現れています。
この
■他者基準の思考パターン
■ありのままの自分を受け入れていない感覚
が、僕が最初の起業でうまくいかなかった”本当の原因”だったのですね。
当時はそのことに気づくこともなく結局、背に腹は変えられずいちどサラリーマンに戻りましたが。。
2度目の起業の時にはこれらの根本原因に気づき、並行してクリアにしていったのでスムーズにチャンスをつかみ、成果を得ていくことができたと感じています。
がんばっているのにうまくいかない
なぜかいつも失敗パターンをくり返してしまう
そんな悩みを抱えている方は、下記のワークに 取り組んでいただくと【うまくいかない本当の理由】 に気付けるかもしれません。
今┃日┃の┃ワ┃ー┃ク┃
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紙とペンを用意して、次の質問に対する正直な想いを思いつくままにすべて、書き出してみましょう。
Q.あなたが持っている願いに対して
『絶対に叶えなければいけない』
『失敗できない』
という想いはあるでしょうか?
もしあるとしたら、その理由は何でしょうか?